ルナの引っ越し(記録のために4)

それであれば、先ず貯まっている液体を抜き、それを検査して原病を特定しなければなりません。

ホームドクターは、動いている心臓に針をさすと言うのはとても難しく、ちょっとのことで大出血を起こすし、万一の処置のことを考えるとこの病院ではできないから、技術力が高く、設備の充実している専門医を紹介しますと言われました。

豊中ですが、すぐ行かれますかと聞かれたので、もちろんと答え、連絡を取ってもらったのですが不幸にも休診日で誰も電話に出ない。

明朝一番で診察を受けられるように準備をして帰宅しましたが、私は不安でいっぱいでした。
それで、ネットを使って心タンポナーデの処置ができる病院を調べましたが、できますと書いてあるところはなかった。
でも、「心臓」や「血液」を診療科目にあげている病院をさがしました。
ルナにとって(もちろん我が家の家族全員にとって)不幸だったのは夜間で診療時間を終えた病院が多かったことです。
最近の病院は診療時間を終えると留守電に切り替えてしまうところが多いようです。
特に初診は難しい。

徐々に様態が悪くなり、再度病院に連絡しました。
連れてこられるなら連れてきてくださいと言う返事でしたが、動かすだけでどうにかなりそうなくらい事態は切迫してしまい、下手に動かして死なせることになるなら、皆がいる中でこの手の中からと判断し病院には断りの電話をしました。

それからは、急坂を転げ落ちるようでした。
肺には異常はなかったので窒息のような苦しさではなく心不全の状態でした。

ずっと背中をさすっていたのですが、抱こうと思って手を止めると続けてほしいと言います。
あっさりしたルナがそう言うのはよほどのことだったのでしょう。
不安そうな目はとうさんや私に向けられたままです。
背中をさすりながら、声をかけ続けました。

大好きだよ、ルナ
ずっとず~っと大好きだよ
母さんを助けてくれてありがとうね
うちの子になってくれてありがとうね
皆、ルナがいてくれてホントに幸せだったよ
ありがとう
サニーちゃんが来てくれるからね
会ったら一緒に帰っておいで
どこにも行かないで
このうちに帰ってくるんだよ
助けてやれなくてごめんね
ホントにごめんね
ごめんね、ごめんね、ごめんね
いっぱいいっぱいありがとう
ありがとう、ありがとう、ありがとう

今まで見送った中で最も悔いの残る見送りでした。

もっと早く兆候があったのかもしれない。
それを見逃していた私は、もっと長く生きられたルナの時間をとんでもなく縮めてしまった。
その悔いは生涯忘れることはないでしょう。

顕著な発症から亡くなるまで、わずか3時間でした。

b0008217_2021208.jpg

ルナ、最後の写真です。
この時は、よるに別れが待っているなんて微塵も思っていなかった。
散歩に行かなかったら良かったのかもしれない…

穿刺できなかったので原因は不明のままです。
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Commented at 2014-10-19 22:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by チャム・リム・Y at 2014-10-20 00:31 x
かあさん…
自分を、責めないで…
そんな事言ったら、ルナっちが悲しみます。
そんな懸命な努力を…なさったじゃないですか…
知識や経験がある、かあさんだからこそ…
悔いが残るのでしょう。
私なら、そこまで出来たのか…
自信がありません。
サニやんも、ルナっちも、かあさんが大好きなのですよ!
みんなも、かあさんが大好きですよ〜
Commented by YRCN at 2014-10-20 01:52 x
うちの子も以前同様なケースから亡くなりました。

心エコーをとることも無く、最後はあっという間でした。

色々手を尽くした結果なのですから、ご自分を責めないでください。かあさんのうちに来た子達は、みんな幸せですよ。
Commented at 2014-10-20 12:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-10-20 12:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ワンコのかあさん at 2014-10-28 13:58 x
??さん、レスが遅くなってすみません。
何の覚悟もない間に行かれるのは辛いなんてもんじゃありません。
多くのワンズを見送ってきた中でこのような別れは初めてでした。
まさに置き去りにされたような気持でした。

そのつらさはワンであろうとニャンであろうと変わるものではないですよ。
悔いは何をどうしても残るものですが、何もしてやれなかったつらさはひとしおです。

ルナの最後の写真は本当にいい笑顔です。
だからこそ…

同じ思いをされた方の言葉は身にしみます。
ありがとうございました。
Commented by ワンコのかあさん at 2014-10-28 15:08 x
チャム・リム・Yさん、ありがとうございます。
自分でもそう思うのですが、それでも悔いの方が強い。
駄目でも、せめて1度だけでも穿刺して楽にして原因を知りたかった。
原因がわかってからと言って何もできないかもしれない。
でも、もしかしたら一緒に戦えたかも知れない。
何を思っても今はまだ辛いだけですわ。

でも、海に引きずられて浮上始めましたから~。
Commented by ワンコのかあさん at 2014-10-29 19:41 x
YRCNさんもですか…
あまりに突然のことで、何の覚悟もできていなくって、ただただ悔しくて、かわいそうで…
もっと早くに分かってやれなかったのだろうかとそればかりが未だに頭から離れませんが、ゆっくり時間をかけて受け入れて行くより仕方がないのでしょうね。
でも、ルナと暮らした日々は輝いていました。
幸せな日々でした。
Commented by ワンコのかあさん at 2014-10-29 19:48 x
??×2さん、悲しくて悔しくて淋しいよ。
何であんないい子が、なんでルナなんだろう…
何回何10回何100回そう思ったことか。
今でもそう思う。
ルナが悪いんじゃなくって私が悪いから罰を与えられたんだ。
そうも思います。
長い苦しみがなかったから良かったとも。
でも、やっぱりごめんね、です。
ありがとうとごめんねしかないわ。

??ちゃん、ありがとうね。

by yukiba20 | 2014-10-19 20:27 | ルナの心タンポナーデ | Comments(9)

自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん