千の風になったアヴィロン
2007年 07月 13日
その中の1頭、「アヴィロン」
たった1回しか会った事はなかったけれど、その印象は今も強く残っています。
10年近く前、私は夫の転勤で1年ほど郷里に帰った事がありました。
母を見送るためだったような郷里への転勤。
その時に1回だけ会ったのです。
アリサのユーザーが先々代のローラと歩いていらっしゃった頃の事です。
郷里金沢に転勤になったと聞きお友だちご夫妻と共に遊びに来られました。
そのアリサのユーザーとアヴィロン君のユーザーがお知り合いだったのです。
共同訓練を終えてそんなに時間もたっていない頃だったと思います。
人間で言えば、爽やかな好青年と言った感じの若犬でした。
それだけなら、そこらにいっぱいいます。
印象に残ったのは、一緒に食事をした時の事です。
料理屋さんのおかみさんと友達だった事もあって、一緒の方が落ち着くでしょうからと座敷に広くシーツを敷いてくださって、うえに上がらせてくださったのです。
盲導犬が3頭です。
「ステイ」がかかって、思い思いのリラックスポーズですが、アヴィ君だけはいつまでたってもきっちり座ったままでした。
キラキラと輝く瞳で、次の指示を待っていました。
ダウンして寝ているように言われても、酔っぱらい始めた父さんを心配するように座ったまま見ていました。
その様子にとても感動した私は、彼に「新米デカさん」という愛称を献上したのです。
それから1年足らずで、大阪に舞い戻って、それっきり会っていませんでしたが心の中では、ず~っと気になっていました。
そのアヴィ君の消息を知ったのは、ユキが亡くなり、お世話になったJSDAのお手伝いを始めた頃です。
アヴィ君のご家族がJSDAにコンタクトをとられたのです。
「犬としての犬生を充分楽しめる間にリタイヤさせるんだ」とユーザーが言っていらっしゃったとおり盲導犬としては早いリタイヤでしたが、その後、肝臓病で闘病の日々を過ごす事になったのです。
そして、この7月10日の朝、JSDAの掲示板に「3度の奇跡の復活をとげましたが、力つきました」と書き込まれたのです。
泣けて泣けて仕方がありませんでした。
たった1回しか会えなかったのに、何故か遠くに残してきた家族のように思っていたアヴィロンが亡くなった・・・。
大きな衝撃でした。
アヴィ君は最後の家族、うめぼしさんの献身的な看病のおかげで2年足らずの時を穏やかに生る事が出来ました。
アヴィ君、幸せだったね。
あの日も、こうしていつまでも座っていたね。
アヴィロン君、ありがとう。
あなたに会えて良かった。
うめぼしさん、ご家族の皆様、再びアヴィ君に巡り会わせてくださってありがとうございました。
(うめぼしさん、アヴィちゃんの写真無断でお借りしちゃいました。申し訳ありません)
11歳、まだ若いのよ。
本当に強烈な印象だったので、忘れる事が出来ないですね。
うめぼしさんの手厚い看護で3回も復活したのに・・・。
老犬と暮らすものは、どこかで覚悟してるはずなのに、いつまでたっても慣れる事はないです。
ぽぷちゃんの所でひたすらに可愛い子達に会えるのが本当に嬉しいです。
犬は人間より、どうして早く年を取るのでしょう。
ほんとに、切ないですね。
アヴィロンくんの生きた証は、たくさんの人の心の中に存在するんですね。アヴィロンくん、会いたかったです。
我が家にも、年老いた犬がいて、生まれたての犬がいる。
どっちも前だけを向いて、キラキラと生き輝いています。
犬に教えられることは、ほんとに多いですね。
今は、いなくなっちゃった衝撃の大きさに戸惑っています。
クルミ母さんの身の細る子育て、全てを悟りきったような老いた犬たちの姿。
本当に人が見習わねばならない事多いですね。
アヴィ君幸せだったと思います。
かあさんは、アヴィ君のこれからのために介護用品をあれこれ用意されていました。
一番寂しいのは、母さんでしょうね。
いつも読み逃げのバドたん奮闘記(?)さすが knighthime1さん。
参考になる事いっぱいです。
頼りになるブログです!
頼りにしています。(^^)
うちの、ありすと同じ歳で・・めがねをかけた写真が
とっても似ています。一度しか会っていない子でも、強く
印象に残ってるのは やはり縁があったのでしょうね♪
ワンコのかあさん♪のおかげで、頑張ってた立派な
わんこを知る事が出来ました。安らかに眠って
また今世で、カワイイわんこに生まれ変わって
出会えたらステキですね☆
ご冥福お祈りします。
アビ君がいました。新米デカさんは生涯真面目で健気な子でした。
タイトルにもビックリ!今年に入って散歩の時「千の風になって」を
すれ違う人の迷惑も顧みず、よく歌っていたのです。
お母さん こんなに想ってくださって本当に有難うございます。
うめぼしもとても幸せな気分です。
病気でなければまだまだ楽しく暮らせた年齢です。
でもアヴィ君は幸せでした。
かあさんは何とか治せないかと、考えつく限りの事をしていらっしゃいました。
縁があった。
おっしゃるとおりかも知れません。
共に暮らさなくても巡り会う縁があったのかも知れません。
まず、ありがとうと言いたいです。
再び、アヴィ君の消息を目にした時の胸が震えるような思いが今もまざまざとよみがえってきます。
よくぞコンタクトを取って下さいました。
「千の風・・・」、何気なく付けたタイトルでしたのに、そうですかアヴィ君が良く耳にしていた曲だったのですね。
では、今頃は間違いなく「千の風」になっていますね。
いつかこの地にも訪れてくれるのを待ちましょう。
終わりではなく、始まりを運んできてくれる、そんな気がします。
月日の流れは早いものですね。さぞご心痛のことと思います。
私もこのたび生涯をともにするワンコをひきとることになりました。皆さんの経験やご意見から多くのことを学んでいこうと思っています。まだまだ駆け出しです。また、ご意見いつでもくださいね。
ご冥福をお祈りします。
(ワンコのかあさん おじゃましました)
使って下さること、とても嬉しいです。
アヴィロンくんの人生は凝縮された素晴らしい一生だったんじゃないでしょうか?
かあさんは広い人脈・犬脈をお持ちですが・・・
たくさんの出会い・別れを経験する事になってしまいますね・・・
でも、素晴らしい出会いがあってこそですもの!
どうか、アビィくん、天国で楽しく、ゆっくり過ごしてくださいね!
私も多くの人や犬たちに繋がらせて貰っていますが、それも皆、アヴィ君達のような子達が繋いでくれたもの。
ユキがいてくれたからですね。
多くの出会いがあればその数だけの別れを覚悟していなければならないのに、いつもおろおろとしてしまいます。
出会いがすばらしい分、別れは本当に辛い。
チャム・リム・ハウル君、元気で長生きしてね。
皆がびっくりするくらい長生きして下さいよ~。
その節は本当に有難うございました。
大急ぎで仕立てていただいたバッグは1年以上ヒノメを見ることは
ありませんでしたが、私のお守りでした。
アビ君も気に入ってくれていたよ思います。
これからもどうぞよろしくおねがいします。
(お母さん 使わせていただきました。)