思い出(ユキからのありがとうメール4)

ユキの姉妹にヨーデルちゃんと言うワンコさんがいました。
やはり長生きで、18歳1ヶ月で虹の橋へ行きました。
彼女のことを訓練士さんから聞いたときはとても嬉しかった。
でも、その分彼女が亡くなったと聞いたときは悲しくて、ユキを抱きしめて泣いたのを覚えています。
「ユキ、ヨーデルちゃんの分も長生きしてね」
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2004-5-5
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは、お変わりありませんか?
ゴールデンウイークも最後の日になりました。
皆様は何処かへお出かけになられましたか?
我が家は、人が出かける時は家にいると言う生活をここ十数年続けていて、今年も例外ではありませんでした。
出かけなかった、もう一つの訳は、ユキの体調がいまいちだった事もあります。
体に力が入らず、フニャーとなっているのです。
流れ出る鼻汁の量も増えました。
ちょっとした呼吸困難もおこしました。
もちろん、獣医さんには相談しています。
獣医さんと我が家の一致した意見、とにかく楽に過ごさせたい。
だからこんな時は、無理をせずに家にいるのが一番。
日あたりが良くて、風通しの良い特等席に寝ています。
食欲はありますし、お水も良く飲みます。
室温が25度になると苦しがるので、日中はもうエアコンのお世話になっています。
夜間は窓を開けて、それでも暑がる時はアイスノンをタオルにくるんで枕にしてあげると気持ちよさそうに眠ります。

そんなユキが、4月29日テレビ大阪の取材を受けました。
カメラが回っている間は、ぼんやりしていたのですが、皆さんがお帰りになられた頃からはっきりと目を覚まし「さっきのあれは何だったの?」というようにキョロキョロしていました。
それからしばらくは元気だったのですが、今はまた、寝てばぁっかりいます。
年取ると、疲れは後からやってくると言うのは犬にも当てはまるようですねぇ。

それでも、鼻先へお肉を持っていくと、おもむろに目を開けて「おやまぁ、ごはんかい」と言うように起き上がろうとします。
食べ始めたら、はやい!
ものの5分もかからずに食べきります。
お水をガブガブ飲んで、シーツやタオルをきれいにすると、また寝ます。

ゴールデンウイークは、こうして過ぎていきました。
サニーとルナは、相変わらず元気いっぱい。
夫と毎日早朝からお山の公園へお出かけ。
私も、ユキが眠っている間に何回かおつきあいしました。
本当に嬉しそうに遊ぶんです。
ボール投げ、追いかけっこ、ちょっとだけ服従訓練(?)。
他の人や、犬のところには夫か私が行かないと単独では行きません。
車に乗るのが大嫌いだったルナは来た時のことを思うと別犬になりました。

このメールを書いている今、3頭と1人が寝ころんでいます。
見飽きない光景です。
この光景が次の「ユキからのありがとうメール」につながりますように。

2004-6-5
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは、暑くなってきましたがお変わりありませんか?
今日は、我が家にとって特別な日です。
そう、一年前の今日、ユキが家族の一員になったのです。
いま私は、静かな感動に包まれています。
その日のメモにこう書かれていました。

6月の暑い日、ユキがきた。
訓練士さんといっしょに
小さな車でやってきた。
「ここはどこ?」
不安そうな目をしてやってきた。

ユキに言いました。
「最低でも1年は一緒に暮らしたい。」
その日から、1年。
寝たきりの彼女にとって、この1年は環境の激変と共に、大勢の来客、初めての取材、撮影とめまぐるしい日々でした。
介護犬サニーとの静かな生活の中に飛び込んできた、今ではすっかりやんちゃ娘になったルナ。
時には嬉しく、時には迷惑そうにしながらも、離されるとサニーは心配し、ユキは寂しがると言う関係を築いていった3頭の子達。
ないものねだりもして見ました。
「ユキ、一緒に歩いてお散歩に行きたいねぇ」

今、彼女は1日のほとんどを寝て暮らしています。
目覚めると呼吸が苦しそうなので、その方がいいのかもしれません。
呼吸困難を起こすのは大半が夜中です。
窓を開け、扇風機もエアコンも強にして総動員。落ち着くまで抱いています。
そんな時は、サニーもルナも心配なのか、私にぴったりとくっついています。
明け方になり楽そうに眠り始めると、安心したように思い思いの場所で眠り始め、3頭とひとりは思いっきり朝寝をします。
こうして、若いエネルギーをもらいながら、ユキは今日まで過ごしてきました。
きっと明日も、今日と変わらない日。
そう願いつつ、2年目を歩みはじめます。
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Commented by HAL at 2008-02-07 07:30 x
ユキちゃんは、ずっとずっとワンコ家に居た子のような気がします。
やっぱり逢いたかったよ!
写真で見るあの優しいまなざしに逢いたかった!
Commented by ラブドル at 2008-02-07 08:34 x
ご縁があって集まったユキちゃんたち。
でも、ずっと昔から家族だったような・・・・・・きっとそうなんですね。
このメールを読むと、今日も1日ゆったりと、おおらかに、そして優しく過ごせます。 かあさん、ありがとうございます。ユキちゃんもありがとう。
Commented by ターミ姉ちゃん at 2008-02-07 10:01 x
ユキちゃんの生活を読んでいると、爺様のことを思い出します。
今日は爺様の命日です。もう一年経つんだなあと思いながらも、
いろいろな事を昨日の事のように覚えている自分に、ちょっとビックリしたりします。
宝くじは当ててくれなかったけど、たくさんのものを残してくれた爺様と
会った事はないのだけれどユキちゃんの晩年が重なります。
ユキちゃんがいたから、そして爺様がいたから、私はここでこうして
かあさまのブログにコメントをしているわけで・・・
わんこって素敵ですね。
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-07 15:36 x
HALさん、ユキのいたころはほとんど家にいたので「毎日がオープンデー」でした。
アポなしでもどうぞでしたので近所の方も遠方の方も本当にたくさんのヒトが来てくださいました。
HAL母さん、今だったら絶対来てくれたよね~
ざんねん!!
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-07 15:40 x
ラブドルさん、老いたワンコと暮らすって心が休まるわ~。
ゆっくりした動作に優しいまなざし。
ちょっとワガママな振る舞いが笑えたりして・・・
これが人間だったら笑ってられるか?って思うことも笑っておしまい。
だからシニアワンコさん大好き♪
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-07 15:50 x
ターミ姉ちゃん、1年前爺様のこと書いているのよね。
ラブ爺様にもう1度会いたかったなぁ。
お供のものを連れて、ミトコウモンみたいでした。
行き倒れてても可愛かったなぁ

17歳の爺様ワンコを旅犬にしてたターミ姉ちゃん&兄ちゃんは半端じゃない!とひそかに尊敬していたっけ・・・
あ、今もですよ!!

by yukiba20 | 2008-02-07 00:15 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(6)

自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん