思い出(ユキからのありがとうメール5)

ほとんど外出せずに暮らしていたのにもかかわらず、ユキの存在は少しずつ広がっていきました。
ユキのことをはじめて取り上げてくださったのは、ミニコミ誌「お好み書き」です。
ただのミニコミ誌ではなく、かなり硬派な記事がわかりやすく書かれていて読み応えがあります。
このミニコミ誌を振り出しに、「レトリーバー」「テレビ」「ラジオ」「AERA」「読売新聞」エッセイや児童書にまで取り上げられました。
どれも興味半分ではなくちゃんと取り上げられたことに感謝しています。
b0008217_964266.jpg

04-07-07
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは、猛暑の中、いかがおすごしでしょうか?
きょうは、七夕さまです。
天の川のほとりで、デートされるおり姫さまとひこ星さまのように、涼しげな川原でひと時を過ごしたいものですね。

この月は、ユキと暮らして、初めて、長いと感じたひと月でした。
不安定な気候に揺さぶられるようにして、体調がめまぐるしく変動した月で、「お約束の一年が終わったよ」なんて、どこかに行ってしまうのではと案じられ、夜じゅう起きていたこともありました。
反面、嬉しい訪問もありました。
パピー、現役盲導犬、リタイア犬とユキ達の一生を凝縮したような来訪。
嬉しいことに、お客様があると翌日、ユキは元気なんです。
みーんなの元気を貰ってるんだねぇ。
ユキがここまでいてくれるのは、やはりサニーとルナのおかげなんだと改めて感謝。
深夜ゴールデンコンビの寝顔を見ていて、思わず「ありがとうね」と、ぎゅーっと抱きしめると、「なんやなんや。なにごとや。」と寝ぼけまなこで大騒ぎ。
2頭は、それからひとしきりダンスパーティーに興じ、ユキは時折あたる尻尾のおかげでくしゃみの連続。でも、あとの鼻どおりが良くなって楽そうに寝ていました。
私は、狂宴を見ながら反省しきり。
どんなに可愛くても、夜中に抱きしめるのはやめよう。

七月にはいって、ユキは少し安定したように思えます。
良くなったのではないのです。
下り坂の途中で一服している、と言う感じです。
頭を持ち上げることも困難になり、食事のスピードは落ちました。
夫がいても、私の姿が見えないと不安がるようになりました。
それがまた可愛い。

やんちゃ娘のルナ、良い娘さんになったサニー、すっかり甘えん坊になってしまったユキばあ。
とにかく、ワンコがいたらしあわせな、とうさんとかあさん。
明日もみんな一緒。
それだけが願いです。

04-08-08
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
残暑お見舞い申し上げます。
こんにちは。暑い日が続いていますがお変わりありませんか。
立秋も過ぎ、暦の上ではもう秋ですね。
部屋に差し込む日差しの長さに季節の移ろいを感じます。

ユキは、最近とても穏やかな日を送っています。
呼吸困難も起こさず、ほとんどを寝て暮らしています。
時折、目を覚まして皆がいるか確かめるように見回し、また寝ます。

先日、ボランティア仲間が、ピーちゃん、ポーちゃんという黒ラブさんたちと一緒に遊びに来てくださいました。
その前日あたりから食欲が落ちていて心配していたのですがお客様があると元気になるユキは、皆から元気のおすそ分けを貰ってみごと食欲を回復したのです。

それでも、よる年波には勝てないのか徐々に食欲が落ち始めています。
と、言うより、食事中に寝てしまうのです。
嚥下力も低下して、なかなか飲み込めません。
一時は、まったくと言っていいほど食べませんでした。
どうなることかと思いましたが、様子を聞いて心配したパピーウォーカーさんのお見舞いを受けて、今は、二口ほど自力で食べます。
あとは、スプーンでどうにか食べているという状態です。

歳に不足はないといわれますが、私にとっては何歳になっても不足です。
苦しむことなく過ごす日々の、穏やかな寝顔はいつまで見ていても見飽きることはありません。

一度に食べる量が減った分、回数が増え、ご飯のたびにサニーとルナが、目を輝かせて期待に満ちた顔でついて回るので、特製のおやつ作りも楽しんでいます。

今も、本当に気持ちよさそうに眠っています。
次もありがとうメールを出せたら、なんて欲張らないことにしました。
明日も、今日と同じく安らかな日でありますように。
[PR]
by yukiba20 | 2008-02-08 09:06 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(0)

自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん