思い出(ユキからのありがとうメール6)

たった12回しかかけなかったありがとうメール。
その死を読売新聞で取り上げてくださいましたが、最後にユキを取り上げて下さったのは、やはり「お好み書き」でした。
多くのメディアに取り上げられて、引退犬に少しずつ光が当てられるようになったことは本当に嬉しいことでしたが、ユキから大きな宿題を与えられたような気がしたものです。

ユキ、かあさんはあなたの残した宿題を少しでもクリアできているかな?
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04-09-09
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは。お変わりなくお過ごしでしょうか。
今年は、たくさんの台風がやってきました。
皆様のところは被害ありませんでしたか?
被害を被られた方、私でお役に立てることがありましたら、どうぞお申し付けください。
できるだけの協力をさせていただきます。
先日、阪神淡路の震災以来久しぶりに大きな地震があり非常持ち出し袋を作りました。
中身は、ドッグフードや水などワンコたちのものばかりでいっぱいになってしまいました。
ユキを乗せる台車の点検も済ませ、後は人間用のものを作らねばと思っています。

さて、そのユキですが、今年は絶対に越せないと思っていた夏を越しました。
ばんざーい!
でも、最大の危機もあったのです。
ちょうどお盆の頃、好物の鶏ミンチさえ食べず、水すら飲まない日がありこのままだと1週間も持たないのではと危ぶまれました。
それが、ユキの様子を聞いて、訓練所でユキのお世話をしていらっしゃったボランティアさんたちが急遽お見舞い来られたら、なんとびっくり!
その日から、少しずつ食欲が復活したのです。
今は、以前と変わらない量を食べていますが、残念ながら、もう自力では食べることはできません。
ユキは本当に衰えました。
でも、ユキの家族は穏やかな日を一日でも長く共に過ごしたいと思っています。

このひと月の間にも、大勢の方がユキに会いに来てくださいました。
皆さんからエネルギーを貰いながら、なんと再びTV大阪の取材も受けました。
二十四時間、密着取材を受けた私は、夜中の記憶がないのがちょっと不安です。

放映は、9月14日火曜日
タイトルは、「2004年夏 ペットたちの声が聞こえますか?」(仮題)
時間は、午後8時から1時間です。
ごらんいただければ幸いです

04-10-10
ユキとその家族を見守ってくださいました皆様
こんにちは、お変わりなくお過ごしでしょうか。
皆様に見守られながら、老後を送っていましたユキが9月27日午前3時20分頃彼岸へ渡って行きました。
悲しくて、寂しくて言葉もありませんでした。
ユキの訃報を聞いて多くの方がお別れに来てくださいました。
翌28日、荼毘に付しました。
ユキのお骨は小さな小さな骨壷に納めました。
我が家の一員だったユキを施設のお墓に納めることはせず、先代の横に安置しました。
これからも、ずーっと一緒です。
畳1畳にも満たないユキのベッド。
それがなくなった時に、その空間の広さに驚いています。
サニーやルナは、27、28日とユキが寝ていた時は、それが日常だったので何の関心も示しませんでしたが、夕方の散歩から帰っ来た時に、サニーが部屋へ走り込んで、様子を見に行き、走り出てきて鼻チョンで異常を訴えてきました。
あちこち探し回り、自分で開けられないドアはガリガリ引っかいて探していました。
短時間のうちにユキの匂いが薄れてきていたのだろうと、悲しかったです。
今日も昨日と変わらない日なのに、ただ、そこにユキだけがいないのです。
私は、ユキのいないことにまだ慣れることができないでいます。
ユキのことを話さなければ、と思うだけで胃がキリキリ痛みます。
ユキのことを、ユキのことを、とユキのことを書けば止め処もなくなりそうです。
本当にお世話になりました。ユキ共々心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
本当にありがとうございました。
皆さまのご多幸とご健康を心からお祈り申し上げます。
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Commented by ロッタのおかあ at 2008-02-09 12:24 x
ずっとユキちゃんの記事を拝見させて頂いてたのですが・・・
心は不思議とポカポカなのですが・・・涙で雲って・・・書けないでいました。
↓サクラの木をバックに撮ったお写真はすごくいいお写真ですね!!見てると自然と微笑んでる自分が居ます。
それにどのお写真のユキちゃんも苦しそうな感じではなくて~みんな笑ってる様に見えるし・・・
最後のお写真も本当に優しいお顔してますね・・・ルナちゃんサニーちゃんもいつもの様に・・・普段どおりに寝そべってる様ですし。
どうしたって涙が出ちゃうんですけど・・・不思議と勇気づけられてるんです。
言葉で簡単に言い表せませんが・・・でもすごくいい家族でいれたんだな~って・・・ユキちゃんはお母さんや家族のみんなにいろんな暖かいものを一杯貰って~・・・そして、大切な家族にも暖かいものを一杯残して行ったんだなぁ~って、思います。
ワンコのかあさんもリタイアした子たちを引き受けてる方がた・・・本当に素晴らしいな~って、感謝の気持で一杯です。私もそれに習ってこちらで何かお役に立てたらと思ってます。頑張って行こうと思います。
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-10 10:01 x
ロッタのおかあさん、ありがとうございます。
ユキが苦しそうなときは写真どころではなくて残っている写真は穏やかな表情のものばかりです。
でも、亡くなるひと月くらい前からの写真は皆さんにお見せできるようなものではありません。
死への準備が始まったとはっきりわかるものです。

引退犬を預かっている方々は常に覚悟をしていらっしゃると思います。
だからこそ残された日々を楽しく過ごせるのではないでしょうか。
Commented by ターミ姉ちゃん at 2008-02-10 14:25 x
旅立ちの準備を始めたお顔って、やっぱりわかりますよね。
はなちゃんのように、綺麗なまま突然、と言うケースもありますが
(彼女はやっぱり一流のモデルさんだったのですね)
闘病生活をしている子は、私でもなんとなくわかるようになりました。
これも爺様のさせてくれた、経験です。
残された日々が見えるからこそ、貴重なのですね。

ユキちゃんがもしかあさまのところに来なかったら、いろんな歯車が
全然違っていたかもしれないですね。
そもそも、そんなに長く生きられなかったかもしれません。
ふさわしい所に来られたわんこは、たくさんの遺産を残してくれるような気がします。
逆に、望まないような場所に行ってしまったわんこが、哀れでなりません。

わんこを大事にしないって、たくさんの価値あることをもらい損ねているのに
そのことに気づかない人間は愚かですね。
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-11 00:01 x
ターミ姉ちゃん、わかりますね。
準備が始まったって・・・
それから何日なのか何週間なのかですが、食べなければ早いですね。

はなちゃんはまだ若かったもの(爺様やユキよりはね)
それにモデルのプライドがある?
虹の橋でも爺様を手玉に取るくらいの美貌は残しとかなきゃ。

ユキがうちに来なくて、爺様が長生きでなくて・・・と考えたら、ワンコたちに踊らされてるぞ!!って気づきました。(遅い!)
誰かが言ってたなぁ、犬に飼われてるって。
そうかもしれない。
でも、結構楽しかったりして。
その楽しさを知らないヒトたちに教えてあげたい。
上手な飼われ方
Commented by モカこんぶ茶 at 2008-02-11 00:07 x
老後を看取るってとっても大変だけどとっても生きがいに
なってるんですね。ワンコのかあさんの日記を読んでると
大変なはずなのにとても楽しそうに見えました。
私もそんな風に思えるようにがんばって長生きしてもらいますよ~
Commented by ラブドル at 2008-02-11 00:23 x
初めてシニア犬と暮らしたのがモモ。
いろんな事を教えてくれました。
言葉はしゃべらないけれど、「もう逝く時がきてます」としっかりと伝えてくれました。たった一ヶ月ほどでしたが、その間にモモといろんな事を話せた気がします。
ゆきちゃん、目が微笑んでいるように見えますね。(#^.^#)
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-11 16:28 x
モカこんぶ茶さん、どういう方向から見るかでしょうね。
ウンチもらした後始末でも、「どんなところでも出てよかった~♪」とみるか「えぇ、も~・・・」ととるかの差だけでしょうね。
同じ介護なら笑いながらすれば、結構楽しいものです。
何よりその目が優しくてね~。
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-11 16:31 x
ラブドルさん、そう「もうお別れだからね、かあさん」と覚悟する時間をくれたような気がします。
ラブドルさんは、モモちゃんのときは本当にきっちりと向き合っていかれましたね。
モモちゃん大満足だったと思いますよ。
Commented by チャム・リム・Y at 2008-02-13 07:33 x
とうとう、この場面になってしまった・・・と読みながら涙しました。
サニーちゃんやルナちゃんにもユキちゃんがいない・・って事が解ったんですね。
すごい存在感だったユキちゃんがいなくなる寂しさは、表現できない位だったと思います。このメールを書くにも勇気がいったのではないでしょうか?
でも、天国に旅立ったユキちゃんの穏やかなお顔見たら・・・
本当に幸せだったんだなぁ~と思いました。

最近、チャムがよく寝てますし、動きがユックリになってきました。
でも食欲は若いもんに負けないくらいありますから(笑)
あと、気合もヾ(^ー^;) ハウルにビシビシ怒ってます。
Commented by ワンコのかあさん at 2008-02-13 07:55 x
チャム・リム・Yさん、もう亡くなって4年になろうとしているのに、というか30年も前になくした子のことだって昨日のようです。
多頭飼いしてはじめて知った、犬たちの家族愛。
ヒトは「犬なんかに思いやる感情なんてないよ」と言いますが、そんなことはありません。
ヒト以上に豊かなのです。

チャムさん、食欲旺盛でビシッ!とガキンチョを叱れる間はまだまだですね。
チャムさん、ゆるゆるがんばれ~(^0^)/
Commented at 2008-02-17 10:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-02-17 10:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by yukiba20 | 2008-02-09 07:05 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(12)

自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん