2014年 10月 19日 ( 2 )

ルナの引っ越し(記録のために4)

それであれば、先ず貯まっている液体を抜き、それを検査して原病を特定しなければなりません。

ホームドクターは、動いている心臓に針をさすと言うのはとても難しく、ちょっとのことで大出血を起こすし、万一の処置のことを考えるとこの病院ではできないから、技術力が高く、設備の充実している専門医を紹介しますと言われました。

豊中ですが、すぐ行かれますかと聞かれたので、もちろんと答え、連絡を取ってもらったのですが不幸にも休診日で誰も電話に出ない。

明朝一番で診察を受けられるように準備をして帰宅しましたが、私は不安でいっぱいでした。
それで、ネットを使って心タンポナーデの処置ができる病院を調べましたが、できますと書いてあるところはなかった。
でも、「心臓」や「血液」を診療科目にあげている病院をさがしました。
ルナにとって(もちろん我が家の家族全員にとって)不幸だったのは夜間で診療時間を終えた病院が多かったことです。
最近の病院は診療時間を終えると留守電に切り替えてしまうところが多いようです。
特に初診は難しい。

徐々に様態が悪くなり、再度病院に連絡しました。
連れてこられるなら連れてきてくださいと言う返事でしたが、動かすだけでどうにかなりそうなくらい事態は切迫してしまい、下手に動かして死なせることになるなら、皆がいる中でこの手の中からと判断し病院には断りの電話をしました。

それからは、急坂を転げ落ちるようでした。
肺には異常はなかったので窒息のような苦しさではなく心不全の状態でした。

ずっと背中をさすっていたのですが、抱こうと思って手を止めると続けてほしいと言います。
あっさりしたルナがそう言うのはよほどのことだったのでしょう。
不安そうな目はとうさんや私に向けられたままです。
背中をさすりながら、声をかけ続けました。

大好きだよ、ルナ
ずっとず~っと大好きだよ
母さんを助けてくれてありがとうね
うちの子になってくれてありがとうね
皆、ルナがいてくれてホントに幸せだったよ
ありがとう
サニーちゃんが来てくれるからね
会ったら一緒に帰っておいで
どこにも行かないで
このうちに帰ってくるんだよ
助けてやれなくてごめんね
ホントにごめんね
ごめんね、ごめんね、ごめんね
いっぱいいっぱいありがとう
ありがとう、ありがとう、ありがとう

今まで見送った中で最も悔いの残る見送りでした。

もっと早く兆候があったのかもしれない。
それを見逃していた私は、もっと長く生きられたルナの時間をとんでもなく縮めてしまった。
その悔いは生涯忘れることはないでしょう。

顕著な発症から亡くなるまで、わずか3時間でした。

b0008217_2021208.jpg

ルナ、最後の写真です。
この時は、よるに別れが待っているなんて微塵も思っていなかった。
散歩に行かなかったら良かったのかもしれない…

穿刺できなかったので原因は不明のままです。
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by yukiba20 | 2014-10-19 20:27 | ルナの心タンポナーデ | Comments(9)

ルナの引っ越し(記録のために3)

診察が始まって、先ず血液検査と聴診。
心拍数・拍動・雑音共にとりたてて問題はないが、すこし心音が弱いかなぁと言う感じでした。

全体が数日前よりわずかに減少傾向でしたが、それでも正常範囲。
ただ、減少傾向というのが気になりましていろいろ質問しました。

私の頭の中にはサニーのことがこびりついていたので、そのことが中心のような質問になってしまっていたのが後に気づいたことです。
私の質問に対しては、サニーのような症状ではないと言われホッとしました。

引き続いて、異変が起きた時からの状態を話しました。

体温:37.5度
歯茎:色が薄く感じられる
舌:少しチアノーゼ?
よだれ:水様のものがたらたら流れ出る
腹部:わずかに膨満し張っている感じ
呼吸:乱れは軽くある
段差の歩行:困難

診察時には上記の状態は元に戻っていました。
歩行も、歩いて診察室に入り診察台(下げてありましたが)に乗る。

以上の問診で、痙攣性の病気が疑われ、その大きな二つとして、てんかん発作と心臓発作。

てんかんについては、ほんの軽い発作であればこのような程度で終わることもあるそうです。
が、てんかん発作については、軽めのものから重篤なものまで実際に目にしているので考えられないと思うと言うと、医師も同意見。
で、残りは心臓発作。

実は心臓にちょっとした爆弾を抱えている私は、心臓発作の多くは発作時でなければなかなか診断がつかないことを知っていました。

そうであれば、今落ち着いているのだから、次の発作が起きたらすぐに連れて来るとしていったん帰宅することになりました。

異常は、診察台から降りようとしたときに、降りられなくなったのが始まりでした。

崩れるように床に伏せると同時に、呼吸に大きな乱れがあり、明らかに何らかの発作の様態。

すぐに心エコー検査をしたところ、心臓に何らかの液体がたまっているのが、説明してもらうと私にもわかりました。

この「液体」ですが、滲出液である場合と血液の場合があるそうです。

その原因ですが、犬の場合の多くは血管肉腫(心臓にもできるそうです)だそうで、他に癌(特に心膜にできる場合が多い)、内臓疾患(重篤な肝臓病や腎臓病など)、心膜の炎症、原因不明の突発性のものがあるそうです。

液体の貯留によって心臓を圧迫すると心不全にいたる病気、心タンポナーデ。
突然死と言われるものにも、これが原因ではないかと思われるものもあるそうです。

ルナの診断はそれでした。

この写真は、ルナの最後から2枚目のです。
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by yukiba20 | 2014-10-19 11:16 | ルナの心タンポナーデ | Comments(2)


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