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ルナのトラウマ

b0008217_23132419.jpgルナが我が家に来たときは、異常に車を怖がるわんこでした。
車に乗ると楽しいことが待っていると教えたくて、毎週土曜日曜は車に乗せて公園や山へ連れて行きました。

サニーにぴったりと身を寄せて震えていたのが、ひと月たち、ふた月たち、車に乗る恐怖心は消えていったのです。
今では父さんが「車で・・・」と言うやいなや玄関へ走るようになったのです。

あの日から、もう2年半もたって皆すっかり忘れていました。
忘れたと言うより、そんなことなんかなっかたと思えるほどだったのです。
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ところが、ある日ワンコ仲間の車に乗せて貰うことになった時に突然そのことを思い起こさせられたのです。

車のドアが開いてサニーが乗り込んだとたんに玄関に走って戻ったのです。
いくら呼んでもガンとして来ません。
「サンちゃんもあっちゃんも一緒だからね」
それでも来ません。
「父さんの車と一緒だよ」と言いながら無理矢理に乗せたところが、身の置き所がない程ガタガタと震えだしたのです。

いやだったあの日が瞬時によみがえったのです。
ルナはその日まで、父さんの車以外に乗ったことはありませんでした。
父さんの車は良いけれど、他の車は嫌な思い出につながるのです。

トラウマ、なんて怖いことなんでしょう。

世の中、親に虐待される子が増えています。
その子達は大きくなってもそのことを忘れることはないでしょう。

私は「強いものは弱いものを守らなあかん」と教えられて育ちました。
人の子も、犬の子も、生きとし生けるものは全て、共に労り合って生きていきたいものです。
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ルナですか?
今は、ワンコ仲間が「大丈夫、大丈夫。この車に乗ると楽しいことがあるって解ると平気になるから」と連れ出して下さったおかげで平気になりました。
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by yukiba20 | 2006-06-29 23:17 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(18)

雨の日は

b0008217_11262560.jpgお散歩は行きたくないようです。
アリサは玄関まで行かずに、「あぁ、雨ね・・・」って言う感じで引き返す。
サニーは、とりあえず玄関まで行きますが「あっちゃんが行かないなら私も~」って引き返します。
ルナはサニーやアリサが引き返したことに気づかず、しばらく軒下で外を眺めていて、はっと気づいたように走り込むと、まるで照れ隠しのようにサニーにじゃれついていく。

3ワン3様で面白い。
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ひとしきりじゃれ合って、「仕方がない寝るか」
自由に寝たい場所で眠る。
ベッドなんて決まっていません。
私が寝て見た感想は、アリサの寝ているベッドが最も気持ちが良い。
でも、これがアリサのベッドとは決まっていない。
みんなのベッド。
時には兄ちゃんが寝てるときもある。
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ぐっすり眠っているはずなのに時々、サニーがむっくり起きて玄関へ行く。
「まだ雨降ってるのかなぁ・・・」
もちろん、ルナもアリサも続く。

動きは朝と同じ。

様子見はサニーが決まって先頭を切るのに何故かサニーの前の軒先で最後までいるルナ。

何度か繰り返されます。
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雨が上がったと見るやいなや、「晴れたぁ~♪晴れたぁ~!は・れ・た」と騒がしい。

気づかぬふりしてると、手が出る鼻がでる。

雨の日でも、3ワンはけっこう忙しいのです。
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by yukiba20 | 2006-06-24 11:31 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(8)

今年もカレンダーを

b0008217_14274971.jpg「今年のカレンダーはいつ発売ですか?」
「今年もカレンダー発売予定ありますか?」
何通かのメールが届きました。
ありがとうございます。
本当に嬉しかったです。

でも、今年はハーブママも子育てがあるし残念ながら見送りだと思っていました。

ところが、引退犬ボランティアの仲間から
「今年は、医療費や介護費がかさむにもかかわらず、ほとんど何の補助もない引退犬の老後を応援しませんか」
と声が上がったのです。
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スタートは昨年よりかなり遅い。
絵描きさんは描いて下さるだろうか。
いろいろ考えましたが、当たってから砕けることにしようと絵描きさんにお電話しました。

プロデビューされてお忙しいにもかかわらず
「良いですよ~」と快諾いただいたのです。
「誰のためでもない犬たちのため」と、昨年同様のお返事。
なんだか涙が出そうでした。

ですから、今年は引退犬ボランティアが、引退した犬たちの老後支援のためにカレンダーを作ります。
昨年同様、絵描きさんはいいちゃんで心のこもった暖かい絵を皆様にお送りしたいと思います。
いいちゃんのHP、http://www16.ocn.ne.jp/~rmk/ には訪れた人たちが温かな気持ちになる、ポチ&ルイちゃんの日常が優しく楽しくつづられています。
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収益はすべて引退補助犬の医療費・介護費の支援に使われます。
支援金は出身の施設を問わず支給されます。

ハーブママさんも子育てで参加できないけれどと、HPでのPRを快く引き受けて下さいました。

詳細は後日のお知らせになりますが
今年は、老いた犬たちのために皆様のぬくもりを少しだけ分けて下さい。
よろしくお願い致します。
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by yukiba20 | 2006-06-17 14:54 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(16)

我が家のリード

b0008217_22111521.jpg以前、我が家使用の特製リードのことをちょっと書いたらお訊ねのメールをいただきました。
普通のショップでは売られていないと思います。
引退犬の支援をしている日本サービスドッグ協会のグッズなのです。
良かったら、「引退犬の部屋」http://www3.kcn.ne.jp/~y-fami/のグッズコーナーを覗いてみて下さい。
良質の革製です

今使っているリードは両端にナスカンが付いています。
片方のナスカンの所と全体の長さの1/3の所にリングが付いています。
この両端のナスカンと二つのリングで1本のリードが何通りにも使えるのです。
我が家の場合、普通のリードとして使う・短くして使うの使い分けの他、いくつかの使い方をします。

b0008217_22145521.jpgまず、「暴走族取り締まり」に
ほとんどの場合必要ないのですが、ある場所に行くとルナが暴走族に変身するところがあります。
そこでは、どっしりとしたアリサとこのように繋いでおくと暴走しません。
本人達はノーリード感覚なので不満はなさそう。

b0008217_22154132.jpg帰省したときにデカチビわんこに使った方法はこのようにして。
首に2重にするのではなく胸の少し上辺り(盲導犬のハーネスのベルトのあたり)にかかるようにするのがコツ。
引くことなく歩いてくれます。先日お預かりした♂ワンコとの散歩もこの方法を使いました。
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万が一首輪が破損した場合はこのようにも使います。
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何らかの事情で、首輪もリードも余分に必要になった時にはこんな風にも使います。
この場合はトラブルを防ぐためにうちの子をこのように繋いで、他の子には普通に使うようにします。
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皆さんだったらどのようにお使いになるでしょうか。
こんな風にも、と言うのがあったら是非教えて下さい。
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by yukiba20 | 2006-06-11 22:30 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(6)

9歳になりました

b0008217_0262280.jpg今日はアリサの誕生日です。
うちの子になって8ヶ月になります。
まだ8ヶ月なんですよ。
私たちはずっと一緒に暮らしてきていたように錯覚しています。

盲導犬だったアリサが戸惑いながら家庭犬になりました。
う~ん、まだなりつつあるというのが正しいかも知れません。
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我が家には優秀?な家庭犬が2頭います。
実は、アリサが来たときに心密かに期待したことがありました。

(アリサの持っているいろいろな能力を学んでくれたら良いなぁ~)

現実は全く逆でした。
水は低きに流れる、とはよく言ったものです。

アリサが学んだこと、いっぱいあります。
まず、行き交うワンコや人とご挨拶すること。
これはとても良いことなのですが、すべてのワンコとすべての人のご挨拶しなければ気が済まない。
ご挨拶するために近寄って行って、「きゃ~~!!」とか「ギャワワーン!!」と拒否されることもある。
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私は、これが結構面白いのです。
拒否反応ではなく、3ワンの反応が面白いのです。
アリサは、ちょこっと下がるけれどほとんど動じることはありません。
そこにやってくるサニーとルナ。
サニーは、家の中では大して密に付き合うわけでもないのに、「あっちゃんの一大事!」とばかり走り寄ってアリサの横か前に立つ。
ルナは、「なんやなんや、喧嘩なんかやめて遊ぼうよ」と遊びに誘う。

なんだかとても良い感じで好き♪

それから、道草を喰うこと。
はじめは公園の草なんて絶対食べませんでした。
それがある日、ふと見たらちまちまと草を食べている。
「あっちゃん、おいしい?」
ちらりと見上げる目が「みつかっちゃった」と言っているよう。

b0008217_028309.jpgそれから、公園でトイレをするのが好きになったこと。
それから、台所でおこぼれを待つようになったこと。
それから、誰かがおいしいものを食べているとちょこんと前に座って待つこと。
それから、それから、それから。
いっぱいあります。

もう、優秀だった盲導犬の片鱗はわずかになりました。
それがなくなるのも時間の問題でしょう。
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あっちゃんは、間違いなくうちの子です。
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by yukiba20 | 2006-06-06 00:32 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(30)

琵琶湖畔で

b0008217_20483919.jpg父さんの会社のお仲間からメールが入りました。
「琵琶湖でバーベキューをします。来ませんか。」

3頭のワンコ連れで参加しました。
前日は雨でしたが、当日は晴れたり曇ったりのちょうど良いお天気。
日陰がほとんどないので、サニーにはクールコートを着せましたが、後半はほとんど曇りでワンコ達にはちょうど良い。

お仲間さんもワンコつれて来られました。
やはり3頭でしたが、小柄なシェルティー。
人なつこくって可愛いの~。

飲み物いただいて、お肉やポテト、何とステーキまで!
な~んにもお手伝いしないで食べるばかり。

人好きのワンコ達は相変わらず人の周りをウロウロウロウロ。
ルナはどうも好きな人が出来たようです。
見あたらないなと思うと、彼のそばにいる。
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「何してるの~」
なんにでも興味津々、一心に手元を見つめています。

この日、父さんは感動しました。
何と、アリサが走ったのです。
父さんの前で初めてでした。
いつものトコトコ走りではありません。
軽やかではありませんでしたが、父さんに向かって突進したのです!

父さん、言葉が出ない。

「・・・、おい・・・、アリサ・・・走ったぞ・・・」

楽しかったんだね~、あっちゃん♪
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そう、最近アリサは、あっちゃんと呼ばれています。
兄ちゃんが、あっちゃん、あっちゃんと可愛がっているの。


「秋にもご一緒しましょう」
そう言われたと嬉しそうに話す父さん。
良かったね。
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by yukiba20 | 2006-06-03 20:52 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(12)

自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん