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TIKILOVE母さんこんな人Ⅱ (福岡のブリーダーFさんと)



サニーが来て、縁があってルナも来ました。

その頃から、急速に親しくさせていただいたのです。
と言っても、何かがそうさせたのではなく、そう言うご縁だったのでしょう。
でも、1度もお会いした事はなかったのです。

これも、絵描きのいいちゃんと同じご縁のあり方のような気がします。
1度も会った事がないのに、ずっとお知り合いだったような気がしていました。

そして、2年前、「今度のボランティアデーに私も行こうかな~」の発言を受けて開催されたのが「親戚ワンコのオフ会in滋賀」。
それがご縁の、昨年の「親戚ワンコのオフ会in阿蘇」。
もちろん、TIKILOVE母さんもFさんも参加してくださいました。

そこで、初めて聞いた、TIKILOVE母さんとFさんのブリーダーとしての深い思い。
これも、私には思いもよらないものでした。

「手放した子のことは忘れた事がない」という。
あんなにたくさんの犬を提供されているのに「どの子の事も忘れた事がない」とは・・・。
「風の便りに元気にしていると聞けば心から嬉しく、若くして亡くなったと聞けば胸が痛みます。引退の年頃になると、良い家族に恵まれますようにと願い、命を全うしたと聞けば寂しいけれどご苦労さまでしたと思う。」
「何より辛いのは生きているのか死んでしまったのかわからない事なのよね」

そして「いつでもその子達の事を応援したいと思っているのだけれど、どうしたらいいのかわからないのよね」と言われたのです。

それを聞いて、私は、二人のブリーダーの思いをみんなに伝えたいと思いました。
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だから今年は、「どうぞ可愛がってもらえますように、生涯健康でありますように」と願いを込めて、子犬達を送り出すブリーダーの思いを「盲導犬の一生」として、いいちゃんの絵とQパパさんの写真のコラボでカレンダーにします。

いいちゃんの絵だからこそ思いが伝わるような気がします。
そして、Qパパさんの写真では別の犬生を生きる犬たちを・・・。

TIKILOVE母さん、制作に名乗りを上げてくださってありがとうございます。
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by yukiba20 | 2007-07-30 08:55 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(2)
b0008217_15555424.jpg KILOVE母さんこんな人Ⅰ
 (左のゴールデンはルナです)











TIKILOVE母さんを知ったのはサニーと家族になる数年前でした。
その頃はまだまだお知り合いではなかったのです。

アリサのユーザーからいただいた1冊の写真集の中に子犬を抱えてなんとも嬉しそうな人がいました。
もちろんそこにいる人は皆ワンコ大好きな人たちだから、皆さんすてきな笑顔なんです。
とびきりかと言えばそうではないのですが、どことなく他の人とは違う雰囲気の人、それがTIKILOVE母さんの第1印象でした。

TIKILOVE HOUSEと福岡のFさんが英国盲導犬協会から繁殖犬を譲り受け、盲導犬協会のためにたくさんの子犬を提供していらっしゃる事は風の便りで知っていたのですが、写真のその人が、まさかその人だとは夢にも思っていなかった頃です。

風の便りの中には「犬を大切に扱わないと引き上げるような人よ」と言うのが有り、私はプライドの高い、怖い人だと思っていたのです。

それから数年後、サニーを家族に迎え初めてTIKILOVE母さんと電話でおはなしした時は、私が勝手に想像していたブリーダー感を覆すものでした。
いわゆるブリーダーとは全く違っていたのです。

私のブリーダー感は
お金儲けで犬の繁殖をしている。
生まれた子は早々に手放して、どこへ行こうが売れ残らなければいい。
深い繁殖の知識もなく、遺伝病の事も考えずただお金儲けのために子犬を産ませる。
だったのです。

b0008217_155809.jpgTIKILOVEの犬たち









ところがTIKILOVE母さんには「こんなブリーダーがいるんだ!!」と驚かされたのです。

お金儲けどころか、子犬は無償提供で場合によっては1年間のフードの面倒まで見ている。
生まれた子は最後まで責任を持ち、不都合があれば引き取る。
ひどい扱いを受けていると聞いたら、放置せずに素早く保護(引き取る)する。
(この姿勢が「犬を大切に扱わないと引き上げるような人よ」の発言だったのです。)
大学では繁殖を学び、少しでも遺伝の可能性がある場合は繁殖を見合わせる。
そんな、良い意味でのプライドの高い人だったのです。
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by yukiba20 | 2007-07-29 16:05 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(12)
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いいちゃんってこんな人








今年もカレンダーの絵を描いて下さるいいちゃん
いいちゃんの事は昨年のカレンダー制作の時に書きましたので省略、じゃなくて、春に引き続いて、10月18~23日に広島で、ドッグアート展「いぬにみちびかれて」を開催します。
正しくはいいちゃんが開催するのではなく、親戚ワンコの「tipの母さん&(その昔)少女隊」。

tipの母さんは5月に大阪での「いぬからもらうもの」と題したアート展に来られ、いたく感動され、「こりゃぁ、広島でも・・・」と思われたのです。

思ったら、行動派の母さんは、広島のワン仲間に働きかけ、なんとか少女隊なるものを結成され、実現に及んだのです。

絵描きのいいちゃん(私はイラストレーターよりこっちが好き)、今年は「売れっ子さん」なんです。
アート展はもとより、カレンダーやメモリアルカード、ポストカード、犬の雑貨屋さんの依頼からなんと児童書の表紙&挿絵と大忙し。

カレンダーは8月に入ったら詳細のお知らせを致します。
本は10月頃発売予定だそうです。
題名は「引退犬 命の物語 ~命あるかぎり輝き続けた盲導犬たち」(澤田俊子さん作)
実は本の作家さんもちょっとしたお知り合いで、ユキも登場します。

この本の挿絵を描くかも知れないと聞いた時は、是非そうなって欲しいと願いました。
同じ思いでカレンダーを作る仲間として、本に登場するユキの家族として不思議な縁(円)の繋がりを感じたから。

秋、私も広島へ行こうと思っています。
やさしい犬たちに逢いに
広島のワンたちに逢いに

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by yukiba20 | 2007-07-27 15:28 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(25)

アリサの最後のお仕事

b0008217_13443922.jpg写真を整理していたら、こんな写真が出てきました。
これはアリサが引退する5日前のものです。

ユーザーがボランティアとして毎週1回通っていらっしゃる、センターでの最後のお仕事の日に出会いました。
お仕事が終わって、職員の皆さんとお別れの挨拶をして、b0008217_1345533.jpg
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おなじボランティア仲間とお別れのお茶しました。
もちろん、アリサはいつものように足下で伏せ、眠ってしまいました。

アリサの思い出話に花が咲いたね。
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「初めてあったアリサは、おばさんのような顔をしてたね」
「そうそう、年とるに連れて可愛くなったわ」

「一緒に旅行に行った時、自分たちの部屋をすぐに覚えて逆に私たちを誘導してくれたね」

「覚えてる?浜名湖へ行った時に、桟橋があったでしょう?
少しずつ狭くなっていくのでどうするのかと見ていたら、もうこれまでって言うところでガンとして動かなくなったね~」
「そうだったわ、あの時急に後ろから拍手が起こって何事かと思ったら、アリサの誘導に対しての拍手だったね」
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みんな誘い合って良く旅行しました。
楽しかった日には必ずアリサがいたのです。

いっぱい話して、沈黙の後「なんで病気になったんだろうね」
誰かがぽつりと言いました。

この日が現役姿のアリサを見た最後の日でした。
お別れの時、家族になるとわかっていても、その後ろ姿に涙がこぼれました。
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この日から5日後に引退し、我が家の家族になったのです。
喫茶店にも入れなくなったし、電車にも乗れなくなりました。
でも、新しく家族となった子達と別の楽しみが出来ました。
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差し込む光の中で眠るあなた達を見ているのは、今の私の最高の贅沢。
この贅沢な日々が、どうぞ1日でも長く続きますように。
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by yukiba20 | 2007-07-22 13:51 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(22)

今年も応援カレンダーを

b0008217_21225269.jpg昨年のカレンダー完売と同時に、「来年も応援カレンダーを作って」というメールがたくさん届きました。
メールを寄せて下さった皆様、ありがとうございました。
それでは、と無謀にも3年目に挑戦する事にいたしました。

3年目は、盲導犬事業にかかわる全ての犬たちを、パピーから引退犬までを応援したいと、ブリーダーのTIKILOVE HOUSEの制作です。

TIKILOVEの最初の犬は英国盲導犬協会から来ました。
ラブとゴールデンの女の子です。
たくさんの盲導犬候補生を誕生させ、送り出しました。
そのTIKILOVEの母さんが、パピーから引退犬までを応援したいと制作を申し出られたのです。

ですから、今年のカレンダーのテーマは「盲導犬の一生」です。

形も例年と少しばかり変えてみました。
絵と写真のコラボです。
絵はもちろん、いいちゃんこと小山るみこさん。
写真はキャリアチェンジボランティアでフォトコンテストでは優勝・入賞の腕前、Qパパさんです。

いいちゃんの、優しい暖かな絵に対してQパパさんはどんな写真を・・・。
もう、ドキドキするくらい楽しみです。

いいちゃんは絵本のようなカレンダーを目指して制作中。
Qパパさんも、ただいま奮戦中?

いいちゃんと私、Qパパさんに注文出しちゃいました。
「いいちゃんに描けないような動きのある写真を・・・」
さぁ、Qパパさんどうする?

詳細が決まりましたら、あらためてお知らせ致しますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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パピーから引退犬までを応援ですから、今回の収益は複数の施設に寄付されます。
売上金は、例年と同じく制作に必要な経費を除いて全て補助犬の育成と引退犬の老後支援のために寄付されます。
寄付先はまだ決まっていませんが、収益計算が終了し寄付先が決まりましたらHPやブログでお知らせ致します。
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by yukiba20 | 2007-07-16 21:25 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(28)
b0008217_1522542.jpg今年もこの時期、多くの犬たちが旅立っていきました。
その中の1頭、「アヴィロン」
たった1回しか会った事はなかったけれど、その印象は今も強く残っています。

10年近く前、私は夫の転勤で1年ほど郷里に帰った事がありました。
母を見送るためだったような郷里への転勤。
その時に1回だけ会ったのです。

アリサのユーザーが先々代のローラと歩いていらっしゃった頃の事です。
郷里金沢に転勤になったと聞きお友だちご夫妻と共に遊びに来られました。
そのアリサのユーザーとアヴィロン君のユーザーがお知り合いだったのです。

共同訓練を終えてそんなに時間もたっていない頃だったと思います。
人間で言えば、爽やかな好青年と言った感じの若犬でした。
それだけなら、そこらにいっぱいいます。

印象に残ったのは、一緒に食事をした時の事です。
料理屋さんのおかみさんと友達だった事もあって、一緒の方が落ち着くでしょうからと座敷に広くシーツを敷いてくださって、うえに上がらせてくださったのです。
盲導犬が3頭です。
「ステイ」がかかって、思い思いのリラックスポーズですが、アヴィ君だけはいつまでたってもきっちり座ったままでした。
キラキラと輝く瞳で、次の指示を待っていました。
ダウンして寝ているように言われても、酔っぱらい始めた父さんを心配するように座ったまま見ていました。
その様子にとても感動した私は、彼に「新米デカさん」という愛称を献上したのです。

それから1年足らずで、大阪に舞い戻って、それっきり会っていませんでしたが心の中では、ず~っと気になっていました。

そのアヴィ君の消息を知ったのは、ユキが亡くなり、お世話になったJSDAのお手伝いを始めた頃です。
アヴィ君のご家族がJSDAにコンタクトをとられたのです。

「犬としての犬生を充分楽しめる間にリタイヤさせるんだ」とユーザーが言っていらっしゃったとおり盲導犬としては早いリタイヤでしたが、その後、肝臓病で闘病の日々を過ごす事になったのです。

そして、この7月10日の朝、JSDAの掲示板に「3度の奇跡の復活をとげましたが、力つきました」と書き込まれたのです。

泣けて泣けて仕方がありませんでした。
たった1回しか会えなかったのに、何故か遠くに残してきた家族のように思っていたアヴィロンが亡くなった・・・。
大きな衝撃でした。

アヴィ君は最後の家族、うめぼしさんの献身的な看病のおかげで2年足らずの時を穏やかに生る事が出来ました。

アヴィ君、幸せだったね。
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              あの日も、こうしていつまでも座っていたね。


アヴィロン君、ありがとう。
あなたに会えて良かった。

うめぼしさん、ご家族の皆様、再びアヴィ君に巡り会わせてくださってありがとうございました。

(うめぼしさん、アヴィちゃんの写真無断でお借りしちゃいました。申し訳ありません)
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by yukiba20 | 2007-07-13 15:36 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(17)
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もう一つは、以前から話題に上っていた「弥生なべを食べよう会」が、この日発足しました。
このブログは犬の事のみを書いていますが、趣味の一つに「歴史」というのがあります。
学問としてではなく、ロマンとしての歴史が大好き。
中でも、縄文・弥生時代と言った、書き物としての資料のない時代が好きです。
考古学が好き、と言うよりは、訳の分からない想像力をたくましくさせる事の出来る時代が好き。
と言う事で、「卑弥呼をはじめとして、弥生人は何を食べていたのだろう」と言う事なのです。
博物館のイベントで作った事があります。

これを作ろうというのです。
しかも、我が犬小屋で、です。
私は狭いと思うのですが、師匠やおかみさんは、これで十分とおっしゃいます。
「えぇい、ままよ」と言う事で、8月の吉日に(まだ日が決まってないもので)開催されます。
ただ、参加資格があるんですわ。
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ちょこっと紹介させていただきますと
場所:犬小屋ワンコ家
参加資格:洒落が分かる人。犬が好きである事。
参加料:「弥生時代にあっただろう、もしくはこんな感じの物があっただろう」と思われる食材を必ず1品持ってくる事。持ってきた食材に関してその理由を述べる事が出来る事。(却下も有りですよ~)
その他:犬の同席はOKですが、けんかっ早い犬、飼い主が制御できない犬、マナーを守れない飼い主(お皿を舐めさせるなど)の犬はお断りします。
など、厳しい(?)参加資格条件があります。

どうです?ちょっと参加してみたくなったでしょ~~。

あ、噺家さんがいらっしゃるけれど落語は聞けませんよ。
独演会じゃないですからね。

詳しい事は、ミニコミ誌「お好み書き」8月号に掲載されます。
定員ですか?
我が家に入るだけだそうです。
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はぁ~、だいじょうぶかいな
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by yukiba20 | 2007-07-08 22:38 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(8)
b0008217_16415175.jpg先日、笑福亭伯鶴さんとおかみさんがアリサのユーザーさんと誘い合わせて来てくださいました。
サニー達は、お久しぶりの師匠に大喜び。

うちの娘達は師匠が大好きです。
と言うよりは仲間やと思うてるらしいですわ。

アリサも来た当初よりも積極的に自分をアピールします。
「私もここにおりますよ~」
しばらくはドッタンバッタンの歓迎の踊りです。
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お昼に、いただき物のおそばを食べておりますと、じーっと見ています。
誰がって?
そりゃぁ、決まってますやん。

おかみさんがそれを見て「どんぶりを考える会を開いてはりますね」

「どんぶりを考える会」ってなんやねん。

人が食べてるどんぶりをひたすら見つめて考えるんですわ。
「中にはいってるのはなんやろ?」
「熱いんやろか、冷たいんやろか?」
「美味しいんやろか、まずいんやろか?」
「私ももらえるんやろか?」
まぁ、いろいろ考えるわけですわ(ほんまかいな)

最初はサニーだけが参加していましたが、何でも参加せずにはいられないルナが加わりました。
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アリサとニルスは「あほらしぃ」とばかり最初から不参加です。

次回の「どんぶりを考える会はどのような形で開かれるのか、参加者は誰なのか未定です。
参加資格は、「犬である事」

さぁ、我と思ワンものはお供の人と一緒にいらっしゃいませ~♪

そしてこの日、もう一つ会が発足しました。
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by yukiba20 | 2007-07-07 16:45 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(8)

自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん