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引退犬の心強いサポーター

「うちの子たちもお世話になっていることだし、引退した犬たちにできることはないかしら」
以前からそういわれていた、TIKILOVEの母さんから、嬉しいメールが届きました。
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「いろいろ考えたんだけど『ワンコの母さんのブログで読みました』といってフードを注文してくださる方の分から代金の一部を引退犬のために寄付しようと思うのだけど、どう思う」

どう思うって、私に異存があるはずがありません。
TIKILOVE HOUSEが応援してくださるなんて、嬉しくって「ばんざ~い!」です。

TIKILOVEの母さんは、本業があるのですがカレンダーの時にもご紹介したようにブリーダーでもあります。
たくさんの犬たちと暮らす母さんは、自分の犬たちのために取り寄せていたフードやおやつを、親戚ワンコさんたちも分けてほしいということでこじんまりとフードショップもしていらっしゃいます。
自分の犬たちに食べさせているものしか置かないという、なんとも儲からないというか欲のない実店舗のないショップです。

そこで取り扱っているフードは、ニュートロ(ナチュラルチョイス)の製品で、もちろん正規品です。
新しく日米で共同開発された「ホリスティツクフード シュプレモ」も加えて、以下のような支援をしてくださることになりました。

ドライフードのみが対象ですが
15キロ(13.5キロ) 1袋に付き 1000円
7.5キロ 1袋に付き 500円


以上を、引退犬の介護・医療支援をしているNPO法人「日本サービスドッグ協会」の「高額医療支援基金」に寄付していただけることになりました。

15キロ(13.5キロ)のものは送料が無料になります。
代金は「代引き扱い」になりますが、もしよろしかったら「ワンコのかあさんのところから来ました」と一言添えて、フードをお買い上げいただけると、大変ありがたいです。
1度登録されるとご購入のたびに自動的に寄付金が送られます。
お知り合いの方々にもご紹介いただけると大変嬉しいです。

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ようやく引退犬への支援が広がり始めました。
TIKILOVE母さんの支援の申し出がまた飛躍の1歩となりそうです。
たくさんの人に母さんの思いが伝わることを心から願っています。

お問い合わせ・ご注文は
TIKILOVE HOUSE
TEL:0978-33-2084(10時~17時)
FAX:0978-33-4184
Eメール:tikilove.33@docomo.ne.jp

(上の写真)
左から2頭目がサニーの母さんパーム、右から2頭目がルナの母さんチースです。
どうです似ていますか?
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(下の写真)
2月17日に日本サービスドッグ協会で開かれた開かれた「ワンワン研修会」
獣医さんをお招きして、老犬の医療などお話いただき、その後に「体表リンパ節の触り方」を教えていただきました。
時間の許す限り、個人的な相談にも乗っていただき引退犬をあずかっていらっしゃる方皆さんに参加していただきたい研修会でした。
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by yukiba20 | 2008-02-25 17:46 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(19)

アリばばちゃんの腹具合 その2

b0008217_836484.jpgデリケートなアリばばちゃんは食いしん坊でもあります。

お仕事終えて、年金生活?なアリばばちゃん。
最大の楽しみは「ご飯」と「おやつ」
この二つの言葉は聞き逃しません。

が、これがデリケートなアリばばちゃんの泣き所でもあります。

我が家はワンコにとって美味しいもの、かなりあります。
たとえばって?

う~ん、たとえば・・・
ハーブクッキーなどクッキー類・焼き芋・自家製砂肝の干物・自家製馬肉せんべい・カッテージチーズ・季節の果物・自家製ささみジャーキー・ワンコのおやつ数種類など、基本は私も一緒に食べられるがポイントのおやつ類。
そうそう、生骨もありますがこれは気をつけないと、PPどころか便秘で出で来るウンはセメントみたい。これは産みの苦しみで場合によってはお手伝いが必要になります。
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アリばばちゃん、これ皆食べて大丈夫ですが、その昔?は食べるたびにゲリッピ。
おやつだけでありません。
ご飯も、美味しいものは皆ゲリッピの元でした。

普通の犬に戻ったアリばばちゃんにおいしいものを!と張り切っていたのにがっかり・・・
いや、それ以上にアリばばちゃんがかわいそうで、何とか食べさせてやりたいと試行錯誤しました。
熱を通すのもそのひとつでしたが、加熱すると硬くなってかえって消化が悪くなるものもあり、やっぱり生食だ!と一念発起。

新しいものに挑戦する時はサニー&ルナの時は半分量から始めれば良いのですが、アリばばちゃんの場合はその半分、1/4量から始めました。
ところがそれでもダメなんですね。
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で、「アリばばちゃんに美味しいものを!」プロジェクトを立ち上げました!
なんちゃってね~。

1/4で大丈夫なものもあるので、まずはそこからスタート。
PPが始まったら、一旦打ち切って完全に元の状態に戻ってから今度は1/10量から始めます。
ドライフードもそんな感じでした。
ハーブにいたっては、最初はおそばに振り掛ける唐辛子程度から始めました。
ヨーグルトだって茶さじ半分からです。
そんな風に少しずつ慣らしていったので今ではたいていのものは食べられます。
でも、1ヶ月・2ヶ月と間を置くとお腹が忘れるんですね。
思い出すのにちょっと時間がかかるので、あまり間をあけないでいろいろ食べさせることにしています。

でも、それだけ努力をしてもだめなものもあります。
同じようにして2回挑戦してダメだったものを「アリばばちゃんにはあわない」と除外することにしています。
今のところは皮付きりんごとパイナップル。
りんごは皮なしなら大丈夫なので、皮に含まれる苦味成分がダメなのかもしれません。
パイナップルは本犬はほしくてたまらないのに、残念・・・
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そんな風にアリばばちゃんのお腹と折り合いをつけて、定期便以外では健康ウンの日々を送っています。

今日の晩御飯は大根にんじんブロッコリー入り豆乳おじやと郷里から送ってもらった新鮮ないわしのたたきです。新鮮なものは内蔵も含めて丸ごとたたきにしています。カルシウムもたっぷり。
今日のふりかけはローズヒップでビタミンCを補給。
いわしのたたき、今は200gくらいは平気ですが、はじめは親指の頭くらいの量でもPPでした。

「もうご飯いりません」
そういう日がいずれくるでしょうが、その日までできるだけ美味しいものを食べさせてやりたい。
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ゲリッピは恐れず、侮らず
機嫌が良いか悪いか
吐き気を伴うかどうか
これからも観察しながら新製品に挑戦していこうと思っています。

でも、下痢をしてからだを丸めて震えている時、症状が進行する時は絶対に病院へ行きましょう。

春の定期便はいつ来るのだろうか
ドキドキものです
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by yukiba20 | 2008-02-23 08:41 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(8)

アリばばちゃんの腹具合 その1

b0008217_1862520.jpgアリばばちゃんは病気のせいか、時々
お腹がお祭りになります。

何もなくても、3、4ヶ月に1度はお祭り
です。
軟便程度で済むときもあれば、お囃子
付きで一晩中と言う時もあります。

普段静かなアリばばちゃんですが、その時ばかりは騒がしい。
部屋中を走り回るんです。

b0008217_1885318.jpg「トイレトイレトイレ!トイレやねん!!」
「はよ、戸あけて!はよはよはよ!!」

日頃うるさいサニーやルナは、「トイレ行きたいです~」と
鼻チョンか足タッチでしずかに意思表示。
サニーはそれに「ウワン」の訴えが付きます。
こんな時までそれぞれの個性があって面白い。

多分に季節の変わり目におきますので「お祭り」と言うのが
ぴったり!のアリばばちゃんの
お祭り騒ぎを、私は定期便と言っています。

定期便の時は我が家の療養食は芋粥。
芋粥をベースにその時の便の緩さによって中身が変わります。

お囃子付きが頻繁に起きるときは1回食事を抜きます。
次の食事は、芋粥1回量を2~3回に分けて間を2時間程度ずつ空けて食べさせます。

お囃子が聞こえなくなったら、芋粥のみ普段の量を食べさせ、軟便でも安定してきたら、
おかゆにいろいろ混ぜます。
卵・白身の魚・生ミンチ・にんじん大根・豆腐・納豆など消化の良いものを考えて混ぜます。
「手間ひまかけて~」なんて言わないでくださいね。
人間の献立に応じて中身が変わるだけですから。
そう、上前をはねているだけです。

まぁ、こんなもので早ければ1、2日長くても4、5日で元に戻ります。
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定期便の時はこんなものですが、アリばばちゃんは意外とデリケートで新しいものにも弱いんですわ。

季節は春。
そろそろ春祭りの時期です・・・
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by yukiba20 | 2008-02-21 18:12 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(10)

もらったのはアリばばちゃんなのに・・・

b0008217_2236185.jpgアリばばちゃんは寒がりで・・・と書いたら、キィ坊から
「僕ちん、ちょっと大きくなったのでお洋服パッツンパッツンになりました。だからアリばばちゃんにあげるのでし」
と、かわいいお洋服が届きました。
早速ファッションショーとばかり着せてみました。
どうです?
なかなかのものでしょう。
ちょっとボーイッシュで若返ったと思いませんか。





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黙っていられないのが、おニューが好きなルナ。
「私も着せて~♪」
と割り込んできます。
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おぉ!
結構似合うでないの!

「兄ちゃんに見せておいで」と言うと走っていって得意げに見せていました。
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ルナ、そのお洋服はね、アリばばちゃんにいただいたんだよ~。

キィ坊、ありがとうね~
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by yukiba20 | 2008-02-19 22:43 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(8)

寒がりなアリばばちゃん

b0008217_813194.jpg「アリばばちゃん」
歳を重ねて、可愛く呼ばれるこの頃ですが、歳のせいか病気のせいかアリばばちゃんは寒がりです。

寒い日はお散歩には行きたくないのです。
お散歩どころかトイレにも行きたくない。
朝のトイレ、サニーやルナが出て行ってもグズグズしています。

グズグズどころか
「いきたくないの!」

なぜわかるって?
アリばばちゃんには、拒否の姿勢があります。
したくないことがあるとシット、お座りします。
お座りして動かない。

そうなると仕方がないからトイレは後に、お散歩時間はお留守番。
以前は一人でお留守番が嫌いだったのに、今は平気。
「どうせかえってくるんだも~ん♪」
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このお座りの姿勢、してほしいこと、したいことがある時にも使います。
どう見分けるかって?
それは、「ありばばちゃん、○○しようか~♪」の○○に入る言葉と、表情。
いやな時は、いや~な顔をしてわずかに横を向く。
OKの時は目が輝いて、アイコンタクト。

で、登場したのが寒い日のお散歩アイテム、フリースの防寒着。
インクの首輪さんにお願いして、地味なアリばばちゃんに赤い可愛いコートを作っていただきました。
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今はお散歩は「寒いからいやだ!」とは言わなくなりました。
コートを着るとお散歩なんだと渋々出かけるのです。
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by yukiba20 | 2008-02-13 08:15 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(20)

思い出(ユキからのありがとうメール6)

たった12回しかかけなかったありがとうメール。
その死を読売新聞で取り上げてくださいましたが、最後にユキを取り上げて下さったのは、やはり「お好み書き」でした。
多くのメディアに取り上げられて、引退犬に少しずつ光が当てられるようになったことは本当に嬉しいことでしたが、ユキから大きな宿題を与えられたような気がしたものです。

ユキ、かあさんはあなたの残した宿題を少しでもクリアできているかな?
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04-09-09
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは。お変わりなくお過ごしでしょうか。
今年は、たくさんの台風がやってきました。
皆様のところは被害ありませんでしたか?
被害を被られた方、私でお役に立てることがありましたら、どうぞお申し付けください。
できるだけの協力をさせていただきます。
先日、阪神淡路の震災以来久しぶりに大きな地震があり非常持ち出し袋を作りました。
中身は、ドッグフードや水などワンコたちのものばかりでいっぱいになってしまいました。
ユキを乗せる台車の点検も済ませ、後は人間用のものを作らねばと思っています。

さて、そのユキですが、今年は絶対に越せないと思っていた夏を越しました。
ばんざーい!
でも、最大の危機もあったのです。
ちょうどお盆の頃、好物の鶏ミンチさえ食べず、水すら飲まない日がありこのままだと1週間も持たないのではと危ぶまれました。
それが、ユキの様子を聞いて、訓練所でユキのお世話をしていらっしゃったボランティアさんたちが急遽お見舞い来られたら、なんとびっくり!
その日から、少しずつ食欲が復活したのです。
今は、以前と変わらない量を食べていますが、残念ながら、もう自力では食べることはできません。
ユキは本当に衰えました。
でも、ユキの家族は穏やかな日を一日でも長く共に過ごしたいと思っています。

このひと月の間にも、大勢の方がユキに会いに来てくださいました。
皆さんからエネルギーを貰いながら、なんと再びTV大阪の取材も受けました。
二十四時間、密着取材を受けた私は、夜中の記憶がないのがちょっと不安です。

放映は、9月14日火曜日
タイトルは、「2004年夏 ペットたちの声が聞こえますか?」(仮題)
時間は、午後8時から1時間です。
ごらんいただければ幸いです

04-10-10
ユキとその家族を見守ってくださいました皆様
こんにちは、お変わりなくお過ごしでしょうか。
皆様に見守られながら、老後を送っていましたユキが9月27日午前3時20分頃彼岸へ渡って行きました。
悲しくて、寂しくて言葉もありませんでした。
ユキの訃報を聞いて多くの方がお別れに来てくださいました。
翌28日、荼毘に付しました。
ユキのお骨は小さな小さな骨壷に納めました。
我が家の一員だったユキを施設のお墓に納めることはせず、先代の横に安置しました。
これからも、ずーっと一緒です。
畳1畳にも満たないユキのベッド。
それがなくなった時に、その空間の広さに驚いています。
サニーやルナは、27、28日とユキが寝ていた時は、それが日常だったので何の関心も示しませんでしたが、夕方の散歩から帰っ来た時に、サニーが部屋へ走り込んで、様子を見に行き、走り出てきて鼻チョンで異常を訴えてきました。
あちこち探し回り、自分で開けられないドアはガリガリ引っかいて探していました。
短時間のうちにユキの匂いが薄れてきていたのだろうと、悲しかったです。
今日も昨日と変わらない日なのに、ただ、そこにユキだけがいないのです。
私は、ユキのいないことにまだ慣れることができないでいます。
ユキのことを話さなければ、と思うだけで胃がキリキリ痛みます。
ユキのことを、ユキのことを、とユキのことを書けば止め処もなくなりそうです。
本当にお世話になりました。ユキ共々心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
本当にありがとうございました。
皆さまのご多幸とご健康を心からお祈り申し上げます。
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by yukiba20 | 2008-02-09 07:05 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(12)

思い出(ユキからのありがとうメール5)

ほとんど外出せずに暮らしていたのにもかかわらず、ユキの存在は少しずつ広がっていきました。
ユキのことをはじめて取り上げてくださったのは、ミニコミ誌「お好み書き」です。
ただのミニコミ誌ではなく、かなり硬派な記事がわかりやすく書かれていて読み応えがあります。
このミニコミ誌を振り出しに、「レトリーバー」「テレビ」「ラジオ」「AERA」「読売新聞」エッセイや児童書にまで取り上げられました。
どれも興味半分ではなくちゃんと取り上げられたことに感謝しています。
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04-07-07
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは、猛暑の中、いかがおすごしでしょうか?
きょうは、七夕さまです。
天の川のほとりで、デートされるおり姫さまとひこ星さまのように、涼しげな川原でひと時を過ごしたいものですね。

この月は、ユキと暮らして、初めて、長いと感じたひと月でした。
不安定な気候に揺さぶられるようにして、体調がめまぐるしく変動した月で、「お約束の一年が終わったよ」なんて、どこかに行ってしまうのではと案じられ、夜じゅう起きていたこともありました。
反面、嬉しい訪問もありました。
パピー、現役盲導犬、リタイア犬とユキ達の一生を凝縮したような来訪。
嬉しいことに、お客様があると翌日、ユキは元気なんです。
みーんなの元気を貰ってるんだねぇ。
ユキがここまでいてくれるのは、やはりサニーとルナのおかげなんだと改めて感謝。
深夜ゴールデンコンビの寝顔を見ていて、思わず「ありがとうね」と、ぎゅーっと抱きしめると、「なんやなんや。なにごとや。」と寝ぼけまなこで大騒ぎ。
2頭は、それからひとしきりダンスパーティーに興じ、ユキは時折あたる尻尾のおかげでくしゃみの連続。でも、あとの鼻どおりが良くなって楽そうに寝ていました。
私は、狂宴を見ながら反省しきり。
どんなに可愛くても、夜中に抱きしめるのはやめよう。

七月にはいって、ユキは少し安定したように思えます。
良くなったのではないのです。
下り坂の途中で一服している、と言う感じです。
頭を持ち上げることも困難になり、食事のスピードは落ちました。
夫がいても、私の姿が見えないと不安がるようになりました。
それがまた可愛い。

やんちゃ娘のルナ、良い娘さんになったサニー、すっかり甘えん坊になってしまったユキばあ。
とにかく、ワンコがいたらしあわせな、とうさんとかあさん。
明日もみんな一緒。
それだけが願いです。

04-08-08
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
残暑お見舞い申し上げます。
こんにちは。暑い日が続いていますがお変わりありませんか。
立秋も過ぎ、暦の上ではもう秋ですね。
部屋に差し込む日差しの長さに季節の移ろいを感じます。

ユキは、最近とても穏やかな日を送っています。
呼吸困難も起こさず、ほとんどを寝て暮らしています。
時折、目を覚まして皆がいるか確かめるように見回し、また寝ます。

先日、ボランティア仲間が、ピーちゃん、ポーちゃんという黒ラブさんたちと一緒に遊びに来てくださいました。
その前日あたりから食欲が落ちていて心配していたのですがお客様があると元気になるユキは、皆から元気のおすそ分けを貰ってみごと食欲を回復したのです。

それでも、よる年波には勝てないのか徐々に食欲が落ち始めています。
と、言うより、食事中に寝てしまうのです。
嚥下力も低下して、なかなか飲み込めません。
一時は、まったくと言っていいほど食べませんでした。
どうなることかと思いましたが、様子を聞いて心配したパピーウォーカーさんのお見舞いを受けて、今は、二口ほど自力で食べます。
あとは、スプーンでどうにか食べているという状態です。

歳に不足はないといわれますが、私にとっては何歳になっても不足です。
苦しむことなく過ごす日々の、穏やかな寝顔はいつまで見ていても見飽きることはありません。

一度に食べる量が減った分、回数が増え、ご飯のたびにサニーとルナが、目を輝かせて期待に満ちた顔でついて回るので、特製のおやつ作りも楽しんでいます。

今も、本当に気持ちよさそうに眠っています。
次もありがとうメールを出せたら、なんて欲張らないことにしました。
明日も、今日と同じく安らかな日でありますように。
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by yukiba20 | 2008-02-08 09:06 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(0)

思い出(ユキからのありがとうメール4)

ユキの姉妹にヨーデルちゃんと言うワンコさんがいました。
やはり長生きで、18歳1ヶ月で虹の橋へ行きました。
彼女のことを訓練士さんから聞いたときはとても嬉しかった。
でも、その分彼女が亡くなったと聞いたときは悲しくて、ユキを抱きしめて泣いたのを覚えています。
「ユキ、ヨーデルちゃんの分も長生きしてね」
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2004-5-5
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは、お変わりありませんか?
ゴールデンウイークも最後の日になりました。
皆様は何処かへお出かけになられましたか?
我が家は、人が出かける時は家にいると言う生活をここ十数年続けていて、今年も例外ではありませんでした。
出かけなかった、もう一つの訳は、ユキの体調がいまいちだった事もあります。
体に力が入らず、フニャーとなっているのです。
流れ出る鼻汁の量も増えました。
ちょっとした呼吸困難もおこしました。
もちろん、獣医さんには相談しています。
獣医さんと我が家の一致した意見、とにかく楽に過ごさせたい。
だからこんな時は、無理をせずに家にいるのが一番。
日あたりが良くて、風通しの良い特等席に寝ています。
食欲はありますし、お水も良く飲みます。
室温が25度になると苦しがるので、日中はもうエアコンのお世話になっています。
夜間は窓を開けて、それでも暑がる時はアイスノンをタオルにくるんで枕にしてあげると気持ちよさそうに眠ります。

そんなユキが、4月29日テレビ大阪の取材を受けました。
カメラが回っている間は、ぼんやりしていたのですが、皆さんがお帰りになられた頃からはっきりと目を覚まし「さっきのあれは何だったの?」というようにキョロキョロしていました。
それからしばらくは元気だったのですが、今はまた、寝てばぁっかりいます。
年取ると、疲れは後からやってくると言うのは犬にも当てはまるようですねぇ。

それでも、鼻先へお肉を持っていくと、おもむろに目を開けて「おやまぁ、ごはんかい」と言うように起き上がろうとします。
食べ始めたら、はやい!
ものの5分もかからずに食べきります。
お水をガブガブ飲んで、シーツやタオルをきれいにすると、また寝ます。

ゴールデンウイークは、こうして過ぎていきました。
サニーとルナは、相変わらず元気いっぱい。
夫と毎日早朝からお山の公園へお出かけ。
私も、ユキが眠っている間に何回かおつきあいしました。
本当に嬉しそうに遊ぶんです。
ボール投げ、追いかけっこ、ちょっとだけ服従訓練(?)。
他の人や、犬のところには夫か私が行かないと単独では行きません。
車に乗るのが大嫌いだったルナは来た時のことを思うと別犬になりました。

このメールを書いている今、3頭と1人が寝ころんでいます。
見飽きない光景です。
この光景が次の「ユキからのありがとうメール」につながりますように。

2004-6-5
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
こんにちは、暑くなってきましたがお変わりありませんか?
今日は、我が家にとって特別な日です。
そう、一年前の今日、ユキが家族の一員になったのです。
いま私は、静かな感動に包まれています。
その日のメモにこう書かれていました。

6月の暑い日、ユキがきた。
訓練士さんといっしょに
小さな車でやってきた。
「ここはどこ?」
不安そうな目をしてやってきた。

ユキに言いました。
「最低でも1年は一緒に暮らしたい。」
その日から、1年。
寝たきりの彼女にとって、この1年は環境の激変と共に、大勢の来客、初めての取材、撮影とめまぐるしい日々でした。
介護犬サニーとの静かな生活の中に飛び込んできた、今ではすっかりやんちゃ娘になったルナ。
時には嬉しく、時には迷惑そうにしながらも、離されるとサニーは心配し、ユキは寂しがると言う関係を築いていった3頭の子達。
ないものねだりもして見ました。
「ユキ、一緒に歩いてお散歩に行きたいねぇ」

今、彼女は1日のほとんどを寝て暮らしています。
目覚めると呼吸が苦しそうなので、その方がいいのかもしれません。
呼吸困難を起こすのは大半が夜中です。
窓を開け、扇風機もエアコンも強にして総動員。落ち着くまで抱いています。
そんな時は、サニーもルナも心配なのか、私にぴったりとくっついています。
明け方になり楽そうに眠り始めると、安心したように思い思いの場所で眠り始め、3頭とひとりは思いっきり朝寝をします。
こうして、若いエネルギーをもらいながら、ユキは今日まで過ごしてきました。
きっと明日も、今日と変わらない日。
そう願いつつ、2年目を歩みはじめます。
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by yukiba20 | 2008-02-07 00:15 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(6)

思い出(ユキからのありがとうメール3)

この「ありがとうメール」は、犬雑誌「レトリーバー」にユキを取り上げてくださった方にも送っていましたので、その方が編集者にこのメールを紹介してくださり、その後のユキの報告と言うことで、投稿欄に亡くなるまで掲載されました。
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2004-3-3
ユキとその家族を見守っていてくださる皆様へ

おかわりなくおすごしでしょうか。
いつも、私たちを暖かく見守ってくださり、ありがとうございます。
今月も「ユキからのありがとうメール」を書くことができて本当に嬉しいことです。

桃の節句です。
暖かい春がやってきました。
我が家も三頭の娘たちとともに、お雛祭りを迎えています。
酔ってくだをまかれると困るので白酒抜きです。
でも、特別に雛あられを振る舞ってあげました。
ユキは歯の具合が悪いので、たった五粒の雛あられに悪戦苦闘しながらも、こぼすのを待っている者がいるので、うんとがんばって、こぼすこともなく食べきり、おこぼれを待つために自分の分は「あっ」という間に平らげた、サニーとルナはいつまでもユキの口元を眺めていました。

我が家には、小さな小さなお雛様があります。
私が幼い頃、父が肺結核にかかり、貧しくてお雛様がありませんでした。
桃の節句は、母の手作りのお人形に雛あられが添えられただけの質素なものでした。
母は、それを不憫と思っていたのでしょう。
私が嫁ぐときに、「女の子ができたらきれいなお雛様を買おうね」と楽しそうに話していたものです。
残念ながら、女の子に恵まれず、お雛様を買うことのできなかった母は、縮緬をつまんで作った、手のひらに乗るくらい小さな小さなお雛様をプレゼントしてくれました。
その母は、もういませんが、小さなお雛様は私の宝になりました。
去年はサニーのために飾り、今年は三頭の娘たちの幸せを願って飾りました。
本当は、今日かたづけなければならないのですが、郷里では四月三日を、雛祭りとするところもあります。
だから、あとひと月、かわいい娘たちのために飾っておこうと思います。

その最長老の娘ユキは、今は一日のほとんどを寝て過ごします。
でも先日、盲導犬写真家(今は「引退犬写真家」と申し上げた方がよいのかもしれません)の、Iさんがユキの写真を撮りに来てくださいましたところ、翌日からエライ元気になり日中も起きていることが多くなりました。
いつまでこの状態が続くのかわかりませんが、今度ユキの元気がなくなったら、是非又、写真を写しに来ていただこうと心ひそかに思っています。

春は生きとし生けるものに喜びと希望を運んできてくれます。
花粉も運んできます。
長年花粉症に悩まされていた私は、今年はハーブで見事に乗り切っています。
そのハーブは、ユキの皮膚のケアに使っていたものですが、犬に利くなら人にも利くだろうと試したら、なんと利いたのです!
これも、ユキ効果です。

皆様のご健康を心から願い、次も又、「ユキからのありがとうメール」を出せることを願いつつ


2004-4-10
ユキとその家族を見守ってくださるみなさま
今晩はお変わりありませんか?
四月十日、我が家は待望のお花見に出かけました。
ユキが来て十ヶ月。
越すことができないかもしれないと思われていた夏を乗り切り、季節の変わり目は苦しいかもと言われていた秋、ぐっと冷え込むから無理だろうと言われつつ越した冬。
季節は巡り、迎えた春。言葉に言い表せないくらいの感慨があります。
その感慨を胸に、我が家からそう遠くない荒山(こうぜん)公園にお花見に繰り出しました。
二人と三頭。敷物持ってお水を持って出かけました。
行き交う人は皆興味津々。
色のコントラストでまず目立つ、サニーとルナ。
そしておもむろに視線は台車に乗ったユキに。
「ええ!犬? うっそー!」
「もう歩けないんですか?かわいそうにねぇ」
「事故ですか?」
「いやぁ~!かわいい♪」
「お花見に来たのぉ、よかったねぇ」
「え!十八歳?!(絶句)」
さまざまにかけられる声。
花びらの散り敷く木陰に敷物を敷いてユキは気持ちよさそうにお昼寝。
サニーとルナはお父さんとお散歩。
ユキに手枕をしながら私もちょっとだけお昼寝をしてしまいました。
ユキは呼吸も穏やかにぐっすりと眠っている。
見上げる梅の木には、小さな実が鈴なり。
風に舞う桜の花びら。青い空には飛行機雲。
今年になってめっきり老けてしまったユキが久しぶりに見せてくれた嬉しそうな顔。
夕方になり、家に帰るのが惜しいくらい穏やかで幸せな時間でした。
サニーは相変わらずお姉さん振りを発揮して、ルナが少しでも私達のそばから離れると走って連れ戻しに行き、ルナはサニーが迎えに行く範囲を心得て行動している。
夫と私の間で安心しきっている仔たちを見ていると、世の中に大切なものが自ずと見えてくる。
次にまた「ユキからのありがとうメール」が出せますように。
そう祈らずにはいられない一日でした。
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by yukiba20 | 2008-02-06 08:29 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(8)

思い出(ユキからのありがとうメール2)

ユキが来て、引退犬の存在を知ってほしいと思うようになりました。
人のために働いてきた犬たちの最期が寂しいものであってはならないと強く思うようになりました。

「引退犬の存在を知らせて」
ユキはそう言いに来たような気がしたのです。
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2004-1-1
あけましておめでとうございます

今年も居候が続きそうなワンたちのかあさんです。

果報を寝て待った昨年は、三頭の犬達とドラマチックな出会いをしました。
今年は、この「カホウ」とどのようなドラマを展開していくことができるか楽しみです。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

2004-2-3
ユキとその家族を見守ってくださる皆様へ
こんばんは。
寒い日が続きますがお変わりありませんか?
ユキは新年を迎え、少し老けました。
いまさらやないだろうって?
そりゃそうですが、最近は寝てばぁっかりいます。
数日前、サカイにも雪がふりました。
その前後は、熊ならさしずめ冬眠と言うくらい寝てました。
おきるのは、ごはんの時だけです。
かわいらしいフリースコート着て、差し入れブランケット、腰に巻いてひたすら寝てました。
私はそのとき何してたと思います?
三十分おきに、息してるやろかと心配で鼻先に手を当てていました。
昨年末、親しくしていただいているかたのところのリタイア犬が突然に亡くなったので、もう、心配でたまらんかったんです。
でも、今日は半分くらい起きていました。
今は、もういびきかいて寝ています。
いびきかいていようが、よだれたらしていようが可愛いもんです。
サニーは、やんちゃざかりのルナに尻尾をおもちゃにされながら、それでも相変わらずやさしく、
ルナは一日一回は叱られるまで元気になりました。

今日は節分。
この時期になると決まって、もう随分前に亡くなった祖母のことを思い出します。
「福は内、鬼は外と言うがやけど、鬼さんにもいろいろあるがやぞ。
おってもらわんと困る鬼もおるがや。そんな鬼は大切にせな、だちゃかん。一番いらん鬼は、人の心にすんどるがやて。そんな鬼は今晩、豆まいて出て行ってもらわんとなぁ。」
わかりますか?
ふるさとの言葉です。
豆はまかずにお腹に入れました。
恵方には向きませんでしたが、海苔巻きのまるかぶりもしました。
さて、私の心の鬼さんは出て行ってくれたでしょうか。
それとも、居座っているでしょうか。
居座っているなら、ちいそーなっててね。

明日は立春。
さぁ、いよいよ春です。
でも、寒いなぁ。
皆様、鳥もかかるというインフルエンザにくれぐれもご注意ください。
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by yukiba20 | 2008-02-05 23:20 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(2)


自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん

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動物を受け入れるサロンをと作られたペットと飼い主のためのヒーリングサロンです。



TIKILOVE
フード代の一部と、お買い物した時に付くポイントが引退した補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)の医療・介護費支援に寄付されます。


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