ワンコの山小屋デビュー

b0008217_22323321.jpg「山小屋へ来ない?」
お誘いを受けていそいそと出かけました。
参加者は人9名、ワンコ6頭。
内訳。人→男6名、女3名、(熟年9名、若者0名)
ワンコ→♂3頭、♀3頭(盲導犬3頭、キャリアチェンジ2頭、家庭犬1頭)

国道から脇道へ逸れ、片側谷の超狭い道を何とか山小屋へたどり着いた。
目の前は全山紅葉。ただ、残念なのは台風のために葉が散ってしまい例年ほどではないとのこと。
それでも、町中の乏しい紅葉しか見ていない私にとっては「最高!!」でした。
紅葉を見ながらバーベキュー。大いに飲み、食い、そしておしゃべり。
ワンコたちにも、おすそ分け、はありませんでした。
なぜって・・・今回参加の♂は全員、お仕事を持っている子でした。
だから、♀もお付き合い。♀たちは皆、オトーサンに狙いを絞ってピッタリ。日頃の生活態度が分かるって言うもんだわ。

美味しいものはにおいだけ。その代わりリードはずして「お好きにどうぞ」。
団子になって遊ぶかと思いきや、意外とそれぞれ「わが道を行く」。
いつもつるんでいる我が家の娘達も、時にはバラバラ。
それほど山は魅力的なのでありました。
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日暮れと同時に小屋の中に移動。
秋の夜長、又、ひとしきり飲んでおしゃべり。
おなじみでない人たちもワンコがいれば皆お友達。不思議だよねぇ。


時折外に出て眺める満天の星。
空との境界が分からないくらい真っ暗な山に向かって叫ぶ。「おーーーーい!」
「ぉ~~~~ぃ」かすかにやまびこが返ってくる。
あぁ、何年ぶりだろう、思いっきり声を出すのは、夜は真っ暗で星が光り輝いているのを見るのは。

寝るのは人もワンコも混じりあって雑魚寝。
ところが1頭寝ない子がいる。うちのサニーだ。トーサンっ子のサニーはロフトで眠るトーサンのところへ行きたくてウロウロ、ウロウロ。はしごが上れないからしょうがない。
皆寝静まった頃やっとあきらめて私の枕元で眠る。腕の中にはルナが、足元には♂ワンコのYくん。
あぁ、なんと幸せ♪

夢の中に沈みこむときに「ユキも連れてきてやりたかったなぁ」と思い涙がちょっと流れた。
ユキを遊びに連れて行ってやれなかった私は、どこかへ行くたびに思う。
「ユキを連れてきてやりたかった」って。
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# by yukiba20 | 2004-11-08 22:36 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(4)

Vデーの寄り道

b0008217_094327.jpg私達は、8年前転勤で京都に住んでいました。松尾大社の裏辺りで、嵐山や苔寺周辺は先代と一緒に散歩を楽しんだものです。

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Vデーに付いてきたものの、協会内には入れず欲求不満の塊になっていたルナのために、久しぶりに桂川のほとりで散策を楽しみました。
嵐山から松尾の間をゆっくりと往復し、渡月橋のたもとで一休みです。
いろんなお店が立ち並び、美味しいにおいがする。
ルナはもちろん、サニーも我が家へ来て初めての経験。
何人かの人たちに「かわいい!」「親子ですかぁ?」などと声をかけられながらの楽しいひと時でした。

b0008217_0121244.jpg残念なことがありました。
桂川沿いの土手で、春になると見事な花をつけて私たちを楽しませてくれた桜の大木のほとんどが、あの見事だった枝を無残に切り落とされていました。
土手はきれいに整備されていましたが、とても大切なものをなくしてしまったようで、悲しく悔しかったです。
ばかやろ~~!です

懐かしい、我が家だった家を横に見ながら帰路につきました。京都市内で渋滞に巻き込まれ、帰宅は思いのほか遅くなったしまったけれどワンコも私も大満足の1日。ワンコのとうさん、お疲れ様でした。ありがとうね。
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# by yukiba20 | 2004-11-06 00:15 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(2)

2004年11月3日 関盲ボランティアズデー

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今年初参加です。
寒くもなく、暑くもなく気持ちの良い1日でした。
日頃、HPでしか会えない、Qちゃん、タフちゃん、ラルゴちゃん、ホリーおばさん、兄弟のソランちゃん、スナッピーちゃん、シンバちゃん、ユキのお友達さんだったシルキーおじさん。そのほか沢山のワンコに会えました。
兄弟のワンコたちとは「同窓会をしたいね」と言う話も出ました。実現したらいいなぁ。

ゲームにも参加しました。「うちのコ」あてゲームです。
サニーたち4兄弟がまずお手本。当たらなかったらどうしようとドキドキしましたが、さすが!皆さんピッタンコ。
サニーはお得意の鼻チョンで合図。
「カアサンわたしよ。わかる?」
これってもしかしたらルール違反?
後で職員さんに言われました。
「サニーちゃん、舞台に上がったらもう母さんのところへ行こうとしちゃって」
「ええ~!そうなんですかぁ」と言いながら内心嬉しかった♪
もちろん、QパパさんとQちゃんもチャレンジ。「Qのハアハアだけでわかりました。」
むむ・・・さすがです。脱帽です。上には上がある!

b0008217_2124321.jpgでも、サニーは、お父さんと一緒に協会の外にいるルナのことが気がかりで落ち着きませんでした。
よく似たワンコを見つけると行こうと必死です。
そうなんです。協会にはルナによく似たワンコがいっぱいでした。

あっという間にお別れの時間がやってきました。
また、皆さんと、ワンコたちと会いたい!だから来年も又来ようね。

帰路は、ちょっと欲求不満のルナのために寄り道をしました。
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# by yukiba20 | 2004-11-04 21:03 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(0)

節分の頃のユキは・・・

ユキのことを気にかけていてくださる皆様に出していた「ユキからのありがとうメール」を、読み返していました。
節分にはこんなことが書かれてありました。

b0008217_15292695.jpgユキとその家族を見守ってくださる皆様へ
こんばんは。寒い日が続きますがお変わりありませんか?ユキは新年を迎え、少し老けました。
いまさらやないだろうって?そりゃそうですが、最近は寝てばぁっかりいます。
数日前、堺にも雪がふりました。
その前後は、熊ならさしずめ冬眠と言うくらい寝てました。おきるのは、ごはんの時だけです。
かわいらしいフリースコート着て、差し入れブランケット、腰に巻いてひたすら寝てました。

私はそのとき何してたと思います?
三十分おきに、息してるやろかと心配で鼻先に手を当てていました。
昨年末、親しくしていただいているかたのところのリタイア犬が突然に亡くなったので、もう、心配でたまらんかったんです。
でも、今日は半分くらい起きていました。
今は、もういびきかいて寝ています。
いびきかいていようが、よだれたらしていようが可愛いもんです。
サニーは、やんちゃざかりのルナに尻尾をおもちゃにされながら
それでも相変わらずやさしく、ルナは一日一回は叱られるまで元気になりました。

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# by yukiba20 | 2004-11-02 15:36 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(0)

サニーの心配

サニーは、ルナが元気ではない時すごく心配する。
b0008217_1652139.jpgこれは、今も時々ありますが、家族になって、2・3ヶ月くらいの頃は母親のようにルナを見ていました。
この頃のルナは、嫌なものはまだまだ嫌で、伏せて動かなくなったり、尻尾を巻き込んで座り込んだりしていました。

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するとサニーは、最初はルナの周りをぐるぐる回る。
それでもダメなら、鼻チョン。
それでもダメなら、足タッチ。
まだまだダメなら、おもちゃで誘う。
それでもダメなら、自分が遊んで誘う。
おもちゃもあるだけ出してくる。
とにかくルナが誘われて遊び出すまで続く。

涙が出そうなほど微笑ましい。
人間はこんな風に相手に接することがどれだけあるだろうか。

私は、先代のリョウスケには守られていました。
サニーには、優しいと言うことはどんなことかと言うことを教えてもらっています。
人は人から学ぶだけではなく、生きているもの全てから学ぶことがあるはず。

それにしても、サニーの優しさは母さんに似たの?それとも父さんに?
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# by yukiba20 | 2004-10-31 16:57 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(2)

引退犬ボランティアになったワケって・・・

b0008217_1702595.jpgユキが来てしばらくたったある時、知人に言われました。

「すぐ死ぬような年寄りを、何を好き好んで世話するの?」

私は返事に困りました。
今聞かれてもやはり答えられない。
だって、すぐ死ぬか、長生きするかは誰にも分からないし、そんなこと考えもしていなかった。
ただ、一緒に居たいだけ。
でも、普通、そういうのは答えにはなっていないらしい。

「う~ん、ただ一緒に居たいだけなんよ」
「ふ~ん、あんたえらいね」
何だかバカにされたような気がして不愉快。

人は、自分の理解の外の事は、「えらいねぇ」の一言でかたずけることが多いが、私には「あんたもアホやね」と聞こえるのは、へそ曲がりかなぁ?

b0008217_171466.jpgだから、こう答えることにしている。
「私、一度自分の手元に置いた子は、どうしても手放せないからパピーウォーカーはできへん。そやから死ぬまで一緒の引退犬と暮らしてんねんよ」
そう答えると「えらいね」って言われずに済む。

嘘じゃない、でも、本当の理由は「ただ一緒にいたいだけ」
ユキと一緒にいたかっただけ。
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# by yukiba20 | 2004-10-29 17:04 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(6)

2004年 元旦

私は、ユキと共に新年を迎えられた嬉しさに

b0008217_14571761.jpg「あけましておめでとう
今日はことのほかうれしい日
ユキと一緒に新年を迎えられた
良かったね
母さんにはなによりのお年玉
今年もよろしくね」

と、ユキに向けてメッセージを残している。

そしてこの年の年賀状には

「果報を寝て待った昨年は3頭の犬達と
ドラマチックな出会いをしました
今年は、この「家宝」たちと
どのようなドラマを展開していくことができるか
楽しみです」

と書き、このあと思いもかけない日々を送ることになったのです。

b0008217_1524655.jpgこの頃のルナは、来て一月半。
私たちは、ず~っと一緒にいたような気がしていましたが、相変わらず車は嫌い。
サニーが動かなければ自分もサニーの横から動かない。
眠っていても、サニーの動く気配がすると目を覚まして後を追う。
筋肉がつき始めたとは言え、立ち上がる時には、「どっこいしょ」と言う感じで、いったん座りなおしてからでないと立ち上がれないと言う状態が続いていました。

それでも、ユキが年を越せたこと、ルナの状態が随分よくなってきたことが嬉しくてたまりませんでした。
初参りは、人影もまばらになった頃に、サニーとルナを連れて近所の氏神様に3頭の健康と幸せをお願いに行ってきました。
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# by yukiba20 | 2004-10-27 15:05 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(0)

ユキの歯磨き Ⅲ

b0008217_20222926.jpg口の中が触れるようになると、いよいよポケットの掃除です。
とがったもの硬いものは痛いので、毛羽立つものはポケットの中に残ると細菌の巣になるので避けました。

じゃあ、何が良いのか?

綿棒、これは太すぎてダメ。
ティッシュで作ったこより、柔らかくて痛くないけれど、こしがないのでふにゃりとして詰まったものをかきだせないからダメ。
コットンで作ったこより、これはティッシュよりましだけれど、いまいち。
と、いろいろ試してみました。
その結果、口中を拭くために、ティートゥリーの希釈液に浸してあるコットンを使いました。
固めに絞って、先を小さな三角形にたたむと、薄いけれど結構強く奥の方までかき出すことができ、しかも、反対側の角は液に浸してゆるく絞り、ポケットの中を拭くこともできる。
慣れるまでは嫌そうでしたが、慣れると口を開けたままじっとしているようになりました。
これは、この後ずーっと続けました。

最初のうちは、この作業をしている間、サニーは心配そうに覗いていて、「かあさん、やめて」と言うように前足でひっかいていました。
ルナは、私の後ろにくっついていることが多かったです。

ユキに何かをすると心配だったのでしょうか。
新しいことを始めると、サニーもルナもユキが慣れる頃まで傍で見ていることが多くて、(私のすることは危なっかしくて見ていられないのかなぁ)と可笑しかったものです。
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# by yukiba20 | 2004-10-25 20:24 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(4)

ユキの歯磨き Ⅱ

b0008217_0315022.jpg「歯がグラグラしていれば局麻で抜けるんですがねぇ」
医師にそういわれるくらいしっかりとしたユキの歯。
歯の根元にはガチガチの歯石に大きなポケット。

このポケットが曲者。
食事をすれば、食べかすが入り込み、放っておけば炎症がひどくなり化膿が歯槽骨にまで及ぶ。

口の中をさわらせてくれない間は、歯がないせいで水を飲む時にほとんどが横からこぼれることに気がつき、食後のうがいのように水を替えながら飲ませました。
水は、あっという間に汚く濁りました。

触ることを嫌がらなくなってからは、段階を踏んで口中を洗浄しました。

最初はイソジンを薄めてガーゼを浸し、それで口の中を拭きましたが、これは失敗でした。
イソジン独特の味と臭いが嫌だったのと、ガーゼでは痛かったのです。
ここで後戻りです。最初からやり直し。
口を触らせてくれるようになるまでに、また数日を費やしました。

次に試したのは、ぬるま湯に脱脂綿を浸し、それで歯と歯肉を拭く。
でも、脱脂綿は毛羽だって歯の根元に付着する。
そこで考えたのが、化粧用のコットン。ちょっと割高ですが肌触りも柔らかく、これは嫌がりませんでした。
後に、ぬるま湯ではなくハーブを使いました。
ユキの床ずれ防止のために使っていたティートゥリーが、かなり希釈すれば口中のケアに使えると知って、それを使うようになりました。
濃いものは毒性があるのでダメですが、私の場合は、舐めてみて苦味がなく、しかも香りがあると言うところまで希釈しました。
殺菌力のつよいティートゥリーを使うようになって、かなり口の中はすっきりしてきました。

第2段階は、ポケットの掃除です。
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# by yukiba20 | 2004-10-23 00:36 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(0)

ユキの歯磨き Ⅰ

b0008217_0303279.jpg毎日毎日熱いタオルで体中を拭きました。
特に顔は丁寧に痛くないように、包み込むように、蒸すように拭きました。
そうしているうちにある日、鼻のひび割れがポロっと取れたのです。
びっくりしました!
だって、鼻のところなので大出血を起すと思ったのです。

鼻が乾いてひび割れていると思っていたのですが、そうではなくフードがこびりついていただけだったのです。
それはそれで、また別の驚きでした。

すっきり美人になったユキは、薬が効いて痛みが治まってきたのと同時に私の手を嫌がらなくなってきました。
触る時はゆっくり静かに「グッド、グッド」と声をかけながら、いっぱい気持ち良いことをしてから、ちょっとだけ嫌なことをする。
それを繰り返していたら、口に手を持っていっても首を振らなくなったのです。

「わ~い!やったぁ!」

そうして、歯磨きを始めたのです。
ユキの場合は、痛みがあるので普通の歯磨きではありませんでした。
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# by yukiba20 | 2004-10-21 00:33 | 盲導犬 引退犬 ボランティア | Comments(5)


自称犬小屋?に住む盲導犬の引退犬で天使になっちゃったユキばぁとアリサ、とキャリアチェンジ犬サニー&家庭犬ルナ・海と一緒に暮らすワンコのかあさんです。(絵は小山るみこさんの許可を得て掲載しています。)


by ワンコのかあさん

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動物を受け入れるサロンをと作られたペットと飼い主のためのヒーリングサロンです。



TIKILOVE
フード代の一部と、お買い物した時に付くポイントが引退した補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)の医療・介護費支援に寄付されます。


我が家の犬たちの実家、TIKILOVE母さんが、引退犬支援のため作られたカレンダーです。可愛い子犬のカレンダーです。

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